2019年10月5日(土)「エンテベ空港の7日間」

7 DAYS IN ENTEBBE・2018・英/米/仏/マルタ・1時間47分

日本語字幕:丸ゴシック体下、川又勝利/シネスコ・サイズ(2.39、デジタル、Panavison)/ドルビー・デジタル

(英12指定、米PG-13指定)

監督:ジョゼ・パヂーリャ
脚本:グレゴリー・バーク
撮影:ルラ・カルヴァーリョ
出演:ロザムンド・パイク、
   ダニエル・ブリュール、
   エディ・マーサン、ほか

公式サイト
http://entebbe.jp
(全国の劇場リストもあり)

1976年6月27日、イスラエルのテルアビブを飛び立ったエールフランス機が、武装したテロリス4人組にハイジャックされる。テロリスト達はリビアのベンガジで給油すると、悪名高いアミン大統領が独裁支配するウガンダのエンテベ空港に着陸し、囚人52名の釈放を要求する。


72点

前へ一覧へ次へ
 うむむ……いまころ、なぜこの事件を映画化したのだろうか、というのが素直な感想。確かに、テロリスト、イスラエル政府、突入する兵士、それぞれの視点というか立場が描かれていて、事件の展開はわかりやすかった。そして突入シーンはなかなかの緊張感。しかし、過去に映画やTVムービーで何度か作られている有名な事件。知っている人は多い。TVムービーから作られた「エンテベの勝利」(Victory at Entebbe・1976・米)とか、同じくTVムービーの「特攻サンダーボルト作戦」(Raid on Entebbe・1976・米)とか。当時は日本でも劇場にテロ予告があって、上映が打ち切りになったりしたっけ。それにしても、何か新しい事実が判明したとかでなければ、特に見る意味がないのでは。

 そういうことも意識したのか、モダン・バレエ的なダンスの上演と同時進行にしたりしているものの、わざとらしく感じられて逆効果だったのでは。作為がありあり。ロザムンド・パイクが出ていなかったら、見なかっただろうなあ。IMDbでは5.8点の低評価。

 銃は、ドイツ人女性テロリストを演じたロザムンド・パイクがワルサーP38とAK。同じくドイツ人男性テロリスを演じたダニエル・ブリュールがトカレフとAK。ほかのテロリストはVz61スコーピオンも持っていた。イスラエルの特殊部隊は、サプレッサー付きベレッタM70、AK、ウージー、PK(PKM)マシンガンなど。ウガンダ軍の兵士はG3A3を装備していた。

 公開2日目の初回、銀座の劇場は全席指定で2日前にネットで確保。当日は20分前に開場。こんな昭和な劇場がまだあるというのが…… トイレも古くて暗くて、嫌だなあ。スクリーンは見えにくいし暗い。これで同じ料金かあ。ここでしかやっていないというのが悔しい。

 観客層はほぼ高齢者で、若い人は35人ほどいて1人くらい。女性は3〜4人。最終的には224席に7割ほどの入り。多いのか、少ないのか。

 スクリーンはビスタで開いており、CM・予告の途中で半暗になり、暗くなってマナーからスクリーンのマスクが左右に広がり、まぶしい足元注意についで映画泥棒で、本編へ。


前へ一覧へ次へ