2019年11月17日(日)「ブライトバーン/恐怖の拡散者」

BRIGHTBURN・2019・米・1時間30分

日本語字幕:丸ゴシック体下、伊原奈津子/シネスコ・サイズ(2.39、レンズ、デジタル、Panavision。IMDbではArri、レンズがPanavision)/音響表記なし(IMDbではドルビー・デジタル〈ドルビー5.1〉、公式サイトではDCP 5.1ch)

(米R指定、日PG12指定)

監督:デヴィッド・ヤロヴェスキー
脚本:ブライアン・ガン、
   マーク・ガン
撮影:マイケル・ダラトーレ
出演:エリザベス・バンクス、
   デヴィッド・デンマン、
   ジャクソン・A・ダン、ほか

公式サイト
https://www.rakuten-movie.co.jp/brightburn/
(全国の劇場リストもあり)

アメリカ、テキサス州の片田舎、ブライトバーンの郊外に住む若い夫婦、カイル(デヴィッド・デンマン)とトーリ(エリザベス・バンクス)は子どもに恵まれず悩んでいたが、ある日、近くの森にいん石のようなものが墜落。それをきっかけに男の子の赤ちゃんを養子にする。そして12歳の誕生日、ブランドンと名付けられた男の子(ジャクソン・A・ダン)は、夢遊病のように夜中に納屋へと行くようになり、暴力的な行動が目立つようになる。


68点

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 出た、久しぶりのやりっ放し映画。起承転結まるでなしの、起と承だけの映画。しかも予算がなかったのか、見せ場はほぼ予告編にあった場面のみ。おいおい、あれだけかよ。しかも解決なし。IMDbでは6.2点の高評価。ボクはまったく合わなかった。予告を見て最初に感じた悪い予感どおり、やめておけば良かった。ポイントがたまっていたものだから……。え、楽天映画?

 ひょっとして、これは最初から前後編とか、3部作として作ったのだろうか。だからここでは事件だけが起きると。ところが人気がなかったので1作で打ち切りになってしまったとか。

 終わって出る時、大学生くらいの男子2人?が「思春期だよなあ。思春期の暴走」とか言っていた。ボクもそんな感じはしたけど、やりっ放しはダメでしょ。そこをもっと掘り下げるとか、新たに展開させるとか、やるべきことがあるのでは? 面白くなりそうなのに、何もしないなんて。

 ちょっと雰囲気は「ジーパーズ・クリーパーズ」(Jeepers Creepers・2001・米/独)に似ている気がした。モスマンの「プロフェシー」(The Mothman Prophecies・2002・米)もあるかなあ。田舎が舞台だからかも。見た目は袋を被っているところが「バットマンビギンズ」(Batman Begins・2005・米/英)のスケアクローかな。でも目から絵に描いたような光線が出ちゃうんだもんなあ。ヘンな宇宙船みたいなものも超チープ!

 銃は、誕生日にブランドンがもらうレバー・アクションのキット・ガン(.22口径?)と、父のカイルが持っているハンティング・ライフル(レミントンM700?)、そして警察官は腰にハンドガンを挿していたと思うが抜かず、女性警官はハンマー式ポンプ・アクション・ショットガン(ウインチェスターM97?)を使う。

 公開3日目の2回目、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は15分前くらいに開場。観客層はやっぱり中高年。若い人も少しいた。女性は1/3ほど。最終的には、若い人も少し増えて、184席の5.5割くらいが埋まった。今後増えるかなあ?

 それにしても、4Dスクリーンの隣なので、振動が伝わって来て不快だった。どうにかして欲しいなあ。


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