2020年2月2日(日)「バッドボーイズ フォー・ライフ」

BAD BOYS FOR LIFE・2020・米/メキシコ・1時間53分(IMDbでは124分)

日本語字幕:丸ゴシック体下、菊池浩司/シネスコ・サイズ(Sony VENICE、ドルビー・ビジョン、ScreenX、IMDbでは2.39、デジタル、Panavision)/ドルビーATMOS
(米R指定、日R15+指定)

監督:アディル&ビラル
  (アディル・エル・アルビ&ビラル・ファラー)
脚本:クリス・ブレムナー、
   ピーター・クレイグ、
   ジョー・カーナハン
撮影:ロブレヒト・ハイファールト
出演:ウィル・スミス(製作)、
   マーティン・ローレンス、
   パオラ・ヌニェス、
   ケイト・デル・カスティーリョ、
   ジョー・パントリアーノ、ほか

公式サイト
https://www.badboys-movie.jp
(情報少。全国の劇場リストもあり)

マイアミ市警で“バッドボーイズ”の異名を取る暴走刑事、マイク(ウィル・スミス)とマーカス(マーティン・ローレンス)の2人組。しかし寄る年波には勝てない。マーカスは孫が誕生したことを期に、引退を考え始めていた。そんな時、メキシコのサンタマリア刑務所から凶悪な女囚人のイサベル・アレタス(ケイト・デル・カスティーリョ)が脱獄し、息子のアーマンド(ジェイコブ・シーピオまたはスキピオ)に命じて、亡くなった夫が隠していた大金を回収させると、自分の逮捕に関わった連中を1人ずつ殺すように命じる。そしてマイク刑事だけは、思い知らせてから最後に殺せと。


74点

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 冒頭のエピソード(アバンと呼ぶにはタイトルが出ないので引っかかる)が残念なおふざけバージョンだが、それ以降はR15+指定だけのことはあって、血まみれでかなり過激なアクション。ストーリーもちゃんとあって、段階を追って敵を追い詰めていく。そして驚愕の事実を知ることになる。良くできている。

 笑いの部分は、どうも英語がわからないと楽しめないよう。日本人的にはちょっとしか笑えない感じ。それより暴力表現の方が勝っている。特にラストの撃ち合いは、これでもかという感じでたたみかけてくる。撃って撃って、撃ちまくる。痛そうだし、怖い。とにかく血がたくさん出る。サラウンドで音も良く回っている。

 ウィル・スミスは製作も兼ねているので、ちょっとカッコよすぎるんじゃないかとも思うが、結構ヨゴレもやっている。冒頭のエピソードから前半がいただけない感じで、後半は次第に乗ってきて気にならなくなる。驚いたのは、結婚式のシーンで司会者がマイケル・ベイ監督だったこと。今回は製作にも入っていないのに。ウィル・スミスが前2作の敬意を表したのだろうか。

 監督はアディル・エル・アルビとビラル・ファラーの2人。2人で同じ映画学校に行き、一緒に監督をしている模様。本作の前に「ギャングスタ」(Patser・2018・ベルギー)を撮っていて、おそらくそれが高く評価されての抜擢だったのだろう。公式サイトには名前も載っていないが。

 銃はP226、グロック、USP、彫刻入り1911、デザートイーグル、イングラム、ウージー、MP5K、FN P90、AKMSU、M4など。サイドカーには映画プロップらしい3本銃身マシンガン。そしてグレネード・ランチャーと、ロケット・ランチャーのAT4かと思ったら、imfdbによるとM141という使い捨てのランチャーだったらしい。

 公開3日目の2回目、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は13〜14分前に開場。観客層はほぼ中高年で、最初25人くらいいて、女性は4〜5人。比較すると女性のほうが若め。最終的には女性がもう少し増えて1/3くらいに。287席に40人くらいの入りはちょっと少ないのでは。初回じゃないし。

 スクリーンはシネスコ・サイズで開いており、CM・予告の途中でほぼ暗くなり、映画泥棒からドルビー・シネマ。予告が続いて、マナーのあと映写機の左右マスクが広がって暗くなり本編へ。


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