監督:アンドレ・ウーヴレダル 原作:アルヴィン・シュワルツ 『スケアリーストーリーズ 怖い本』 (岩崎書店刊) 脚本:ダン&ケヴィン・ヘイグマン 撮影:ロマン・オーシン 出演:ゾーイ・コレッティ、 マイケル・ガーザ、 ディーン・ノリス、 ギル・ベローズ、ほか |
1968年、アメリカ、ペンシルバニア州ミルバレー。ハロウィンの夜、高校生の仲良し3人組は、幽霊屋敷と呼ばれる廃屋へと侵入すると、隠し部屋を発見し、そこから作家志望のステラが1冊の本を持ち帰ってしまう。すると、翌日、その本に新たな物語が書き加えられ、その通りの事件が発生し、同級生の1人が消えてしまう。 |
うむむ、あまり音では脅かさないようにはしているものの、やっぱり音か。そしてデスノートのような本に自分の物語が書かれると死ぬというのは良いのだが、後はだいたいホラーのパターンの積み重ねかなと。しかも、登場人物の多くはやっちゃいけないことをやるおバカさんばっかり。どうにも同情できないかなあ。 そのおかげで、主人公の女子高生ステラを演じたゾーイ・コレッティがちっともかわいく見えない。しかし、最善の行動ではないにしても、一生懸命がんばっているのが伝わってきて、後半はかわいく見えてくる。ジェイミー・フォックスの出た「ANNIE/アニー」(Annie・2014・米)に子役で出ていたらしいが、あまり大きな役はなかった模様。本作が初のリード・ロールだったとすると、ちょっと作品に恵まれなかったかも。 脚本のダン&ケヴィン・ヘイグマンは2人ともTVのアニメ「レゴ(R)ニンジャゴー」(Ninjago: Masters of Spinjitzu・2011-2019・デンマークほか)を手がけていた人。本作に向いていたのだろうか。 監督はアンドレ・ウーヴレダルで、最近ホラーの「ジェーン・ドウの解剖」(The Autopsy of Jane Doe・2016・米)が公開された。面白そうだったので見たかったが、小劇場での公開で諦めていた。それが高く評価され本作での抜擢になったらしい。 銃は、警察署長のターナーが4インチくらいのヘヴィー・バレルに見えたリボルバーを使用。 公開3日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は10分前に開場。ロビーが狭く、全スクリーンの観客がそこで待つことが多いため、混雑している感じだが、場内に入るとそうでもないことが多い。この日は毎月1日の映画の日で一律1,200円。今回は日曜と重なり、本来ならどこの映画館も大混雑となるところだが、新型ウィルス問題もあり、まあまあの混雑具合。観客層は若い人から中高年まで割と幅広く、わりと若い人が多め。男女比は7対3くらいで男性の方が多く、やはり女性の方が若め。最終的には226席の8.5割くらいが埋まった。外国人も1人、2人。 スクリーンはビスタで開いており、CM・予告からマナーのあとほぼ暗くなり、ふたび予告の後、スクリーンが左右に広がって、シネスコ・サイズへ。映画泥棒から暗くなって、本編へ。 |