監督・脚本:ジム・ジャームッシュ 撮影:フレデリック・エルムズ 出演:ビル・マーレイ、 アダム・ドライバー、 ティルダ・スウィントン、 スティーヴ・ブシェミ、 ダニー・グローヴァー、ほか |
アメリカの小さな田舎町センターヴィル。ある日、墓地から死者が蘇り、ダイナーの女性二人が内臓を食われて死亡する。警察官のロニー(アダム・ドライバー)は、その状況から犯人はゾンビだと主張し、署長のクリフ(ビル・マーレー)とともに町内のパトロールを始める。すると被害者もゾンビとして蘇り、次々と犠牲者が増えて行くのだった。
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ジム・ジャームッシュかあ……。当たり外れがあるからと覚悟して見たがこれは外れだった。ほぼストーリーはなく、オチもなく、笑いもほとんどなく、何が言いたかったのか。たいした構想もなく、ただゾンビ映画を撮りたかっただけなんじゃないの? お金を払う観客としては迷惑な作品と言えるかも。 まあ脚本が酷い。やりっ放し。しかもやっちゃいけないネタばらし的な「結末が脚本に書いてあった」とか「ジムからもらった」とか、まったくガッカリ。ジム・ジャームッシュだから許される的な。思わせぶりだった少年院の3人組はどうなったんだよ。説明なしかよ。 オチはないが、シチュエーションは面白かった。どうなるんだろう、と(どうにもならないが……)。そして有名スターがたくさん出ているのは良かった。それと、カントリー・ウェスタン調ののんびりした能天気な主題歌も良かった。それだけか…… あと、血の替わりに煤のような煙が舞うのも良かったかな。 銃は、署長がリボルバーの4インチ、部下はグロック。そしてポンプ・ショットガン。 公開2日目の2回目、当日0:00からの予約で席を確保。25分前くらいに開場。若い人から中年層くらいがメインで、これは最近のホラーの傾向か。笑っていたのもたぶん若い人たち。ジム・ジャームッシュの名もあるのだろうか。最終的には、後部のプレミアム席と、中央の9席×2列のプレミアム席を含む499席に80人ほどの入っただろうか。P席は2人。 12〜13分前くらいから曲が流れ、CM・予告のあとマナーで暗くなり、足元注意、映画泥棒ときて、フルスクリーンの映写機左右マスクで本編へ。うーむ、締まりがない。 |