監督・脚本:スコット・ベック、 ブライアン・ウッズ 撮影:ライアン・サマル 出演:ケイティ・スティーブンス、 ウィル・ブリテン、 ローリン・マクレイン、 アンドリュー・コールドウェル、 シャジ・ラジャ、 スカイラー・ヘルフォード、ほか |
アメリカ、イリノイ州。大学生のハーパー(ケイティ・スティーブンス)ら6人は、ハロウィンの夜、パーティーのあとノリのままお化け屋敷に行こうと盛り上がり、ネットで見つけた究極のお化け屋敷という郊外のお化け屋敷に向かう。
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ちょっとしたアバンの後タイトルが出て、いきなりドカンという大きな音。おいおい、音で脅かすタイプかよ。もう期待できないことが判明。すべてがスプラッター/ホラーのパターン。ピエロ・マスクの殺人者、バカな大学生達、ハロウィン、パーティ、場当たりの行動、やっちゃいけないことをやる……。映画というだけでなく、アメリカ人が元々こういう感じなのか。今回のコロナ騒動でも外出自粛が叫ばれる中、ニュースで「怖くない」とか言って遊びほうけている大学生らが映されていたからなあ。それに、良い人が生け贄というか犠牲者になると、ホラーではなく悲劇になっちゃうし。 ただ、お化け屋敷の仕掛けだけは、なかなか良く考えられていて面白い。ほとんどゲーム感覚というか、罰ゲーム的というか。まあ、これはそのまま「ソウ」(Saw・2004・米)シリーズにつながるが……。人里離れたところの異常者というのも「悪魔のいけにえ」(The Texas Chain Saw Massacre・1974・米)を始めとして良くあるパターン。「絶叫屋敷へいらっしゃい!」(Nothing But Trouble・1991・米)なんていうのもあったし、遊興施設がトラップというのも良くある設定。ボク的には他に見どころなし。 刃物部屋の後に銃のトラップが登場。銃はポンプ・ショットガン。ポンプも機械仕掛けで動かし連射しているように見せていたが、たぶんごまかしで、ちゃんと作動はしていないのでは。その後、取り外して使う。 主人公達がアトラクションに入る前に並んでいた他のグループがいたが、あれはどうなったんだろう。フォローなしか? 公開4日目の平日初回、新宿の劇場は全席指定で、当日0:00からのネット予約で座席を確保。25分前くらいに開場となり、体温チェックして入場。平日ということもあり、観客層は引退生活のジジか大学生という感じ。あとは理髪店とか月曜定休の人か。最終的には10席×2列のプレミアム席を含む407席に14〜15人ほどの入り。女性は3〜4人。P席は1人。 CM・予告の後、マナーから暗くなって、まぶしい足元、映画泥棒と続いてフル・スクリーンの本編へ。背もたれから完全に頭が飛び出ている座高の高いヤツが近くにいたが、コロナ座りで良かった。前にいたら悲惨なことになっていた。 |