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監督：スティーヴン・C・ミラー 脚本：ジェレミー・ドライズデール 撮影：ブランドン・コックス 出演：アーロン・エッカート、 コートニー・イートン、 ベン・マッケンジー、 ディナ・メイヤー、 ジャンカルロ・エスポジート、ほか |
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長いキャリアとスキルを持ちながら、SWATや刑事にもなっていないベテラン制服警官のペニー（アーロン・エッカート）は、パトロール中に近くで発生した誘拐犯逃亡の無線を聞き、犯人を発見・追跡する。犯人を追い詰めたペニーは発砲されそうになって応射、犯人を射殺してしまう。ところが、その犯人は警察署長の11歳の娘を誘拐し、密室に閉じこめ水を流し込み、64分後に溺死する仕掛けを作っていた。場所を知っているのは犯人だけだったが、射殺したことで手がかりが失われてしまった。銃を置いて出て行くように命じられたペニーは責任を感じ、追跡した道をたどり手がかりを探す。それを現場で取材していたニュース配信サイトの新人記者、エイヴァ（コートニー・イートン）はライブ配信しながら、ペニーを追うことにする。
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IMDbではわずかに5.4点。しかしボクは面白かった。確かに内容的にはよくあるパターンのアクション。リポーターと一緒に行動することになる警察官の話。犯人は人質を秘密の場所に隠し、64分後に溺死させようとしている。場所を知っているのは犯人のみ。どこかで聞いたようなことばかり。主人公のキャラもパターン しかも主演がアーロン・エッカートで、セリフによる説明を極力廃して、行動＝アクションで見せていく。その点に関しては好感が持てる。ただ主人公はスーパーマンではなく、普通の人なので、とにかくひたすら頑張るというのは、ジャンルは違うがSFアクションの「世界侵略：ロサンゼルス決戦」（Battle Los Angeles・2011・米）そのもの。 それでも、見せ方が面白く、主人公が精いっぱい頑張っているというのが伝わってくると楽しめる。面白い。映画に没入できる、ということなのではないかと。ボクは見て良かったと思った。なかなか充実した94分。ラストはこうなるだろうなあと思っていながら、そうなって感動する。これが映画ではないかと。 アーロン・エッカートはそれほどメジャーな人ではないが、地味な中に味があり、出ている作品は結構良い作品が多い。ボクが見た近作は「ハドソン川の奇跡」（Sully・2016・米）。間がずいぶん開いた。本作では製作総指揮も担当。 生意気な小娘的キャラを演じた共演のコートニー・イートンは「マッドマックス怒りのデス・ロード」（Mad Max: Fury Road・2015・豪／米／南ア）や残念な「キング・オブ・エジプト」（Gods of Egypt・2016・米／豪／中ほか）に出ていた人。 監督は「マローダーズ／襲撃者」（Marauders・2016・加／米）や「大脱出2」（Escape Plan 2: Hades・2018・中／米）のスティーヴン・C・ミラー。「大脱出2」はともかく、「マローダーズ」なんかは結構面白かったと思うけどなあ。本作もその延長線上といった感じ。 銃は、主人公の警官ペニーがグロックとマガジン5本。ほかに1911オート、M16ライフル、M4カービン（マグプルのP-MAG使用）、敵はACOGスコープ付き、MP5など。 公開5日目の平日初回、新宿の劇場は全席指定で、当日0：00からのネット予約で座席を確保。予約方法が変わったので戸惑ったが、どうにか対処できた。でもケータイを使うのはちょっと面倒。ネットはWi-Fiのみにしているから。で、こちらの劇場は10分前になるまで開場せず。人がたまるのでは思ったが、平日なので数人というレベルだった。やはり平日ということでか、観客層は若い人と高よりの中高年がメイン。最終的には405席にたぶん10〜15人ほど。女子は0。もっと入っても良いと思うが、たしかに地味な作品かも。 アルコール消毒でエレベーターに乗り、入場前に体温測定。ぎりぎり開場では人数が少なくても行列になってしまうけど……。スクリーンはビスタで開いており、CM・予告から途中マナーをはさんで、スクリーンのマスクが左右に広がってシネスコ・サイズになり、映画泥棒から暗くなり、本編へ。 |