監督:ジェフ・ファウラー 脚本:パット・ケイシー、 ジョシュ・ミラー 撮影:スティーヴン・F・ウィンドン 出演:ベン・シュワルツ(ソニックの声)、 ジェームズ・マースデン、 ティカ・サンプター、 ジム・キャリー、ほか |
宇宙のある惑星で暮らしていたソニック(声:ベン・シュワルツ)は特別な力を持っていたが、それを狙われ、友人のロングクローに助けられ、瞬間移動できるリングを使い、地球のアメリカ、モンタナ州の片田舎グリーンヒルズにやってくる。それから10年間、洞窟に隠れて暮らしていたものの、ある日、野球をしたくなってはしゃぎ過ぎ巨大なパワーを発動、近隣一帯がEMP(電磁パルス)攻撃を受けたように大停電となる。事態を重く見た政府は唯一の専門家ドクター・ロボトニック(ジム・キャリー)を調査のため派遣する。
|
もっと子供向けかと思ったら、意外と大人でも楽しめた。ちょっと主人公のソニックのキャラがウザイ感じはしたが、友人となる警察官のキャラが良いので、プラ・マイ・ゼロのどうにかセーフ。そして悪人ではなく政府のために働く科学者でありながら、敵役のドクター・ロボトニックが徹底的に嫌らしくて素晴らしい。ただ、全体の印象としては「名探偵ピカチュー」(Pokemon Detective Pikachu・2019・米/日ほか)と一緒かなあと。教科書というか、公式みたいなものがあって、それに当てはめて作ったみたいな。 友人の警察官トムはジェームズ・マースデン。「X-MEN」シリーズで眼から光線を出すサイクロプスを演じていた人。結構キツめの役が多い印象だが。本作では良い人そうな感じが良く出ていた。 また同様に光っていたのは、ヒールのドクター・ロボトニックを演じたジム・キャリー。「ナンバー23」(The Number 23・2007・米)とかシリアスな役をやるようになって迷走というかヘンな感じになって行ったが、やっぱりジム・キャリーはこんな感じが良いのでは。ボク的には「エース・ベンチュラ」(The Number 23・1994・米)が良いなあ。 トムの恋人の黒人美女マディはティカ・サンプター。ロバート・レッドフォードの最後の映画という「さらば愛しきアウトロー」(The Old Man & the Gun・2018・米/英)にも出ていたそうで、これからもっと出て欲しい。イイ感じ。 監督のジェフ・ファウラーは、どうやら元々アニメ畑の人のよう。2004年に短編アニメを脚本・監督で手掛けているが、長編は本作が初めてらしい。IMDbによれば本作の続編がこの監督で予定されているらしいが、果たして。 銃は、シェリフがP226、海兵隊がM4を装備。ほかに麻酔銃も登場する。 公開2日目の字幕版初回(といってもほぼお昼)、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は10分前に開場。若い人から中年くらいがメインで若多め、高齢者はわずか。最初7〜8人いて、女性は1人。まあ、そういう映画かな。徐々に増え出し、最終的には287席のコロナ・ルールに30人くらいの入り。女性はたぶん3〜4人。まあこんなところか。 スクリーンはシネスコ・サイズで開いていて、CM・予告の途中で映画泥棒があってほぼ暗くなり、ラストに映写機のマスクが左右に広がって暗くなり、フル・サイズになってから足元注意とマナーがあって本編へ。 ラスト、ロールの直前、オレンジ色の2つ尾のヤツが出てくるけど、これは続編あり? |