2020年7月25日(土)「海底47m 古代マヤの死の迷宮」

47 METERS DOWN: UNCAGED・2019・英/米・1時間30分

日本語字幕:丸ゴシック体下、石田泰子/シネスコ・サイズ(IMDbでは2.35、Arri ALEXA、ビスタに上下マスクで上映)/音響表記なし(IMDbにもなし。公式サイトでは5.1chデジタル)
(米PG-13指定)

監督・脚本・製作総指揮:ヨハネス・ロバーツ
脚本:アーネスト・リエラ
撮影:マーク・シルク
出演:ソフィー・リネッセ、
   コリーヌ・フォックス、
   システィーン・スタローン、ほか

公式サイト
https://gaga.ne.jp/47m_maya/
(全国の劇場リストもあり)

メキシコ、ユカタン州。ダイビング・サービスを営んでいるグラント(ジョン・コーベット)の女子高生の娘ミア(ソフィー・リネッセ)は、学校でいじめられ、父の再婚相手の娘で、女子高生の姉サーシャ(コリーヌ・フォックス)ともうまく行っていない。父は娘2人の距離を縮めるため、鮫見学ツアーに行くことを勧める。しかしツアー当日、ミアの友だちが車で現れ、観光客が来ないところへ行こうと、考古学調査が予定されているセノーテのような水中洞窟へと誘う。


65点

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 上映が終わって、最後列に座っていたお父さんが隣のお母さんに一言「なんでこんなつまらないものを作ったんだ?」。うん、激しく同意(作った理由は、キャストを調べたらわかった。後述)。見どころ無し。工夫もアイディアもなし。みんなでドミニカだかのロケ地のリゾートへ行きたかった? IMDbでは意外の5.0点。もっと厳しいかと思った。

 スターもいないし、特にモデル系の美女が出ているわけでもなく(実際にはモデルをやっているキャストがいた!)、白目のサメはCGのよう(これはちょっと良かった)。しかもサブ・タイトルにマヤ文明を入れておきながら、単なる舞台設定で、ストーリー展開とは一切関係なし。ほとんど触れてもいない。

 展開も酷い。なにしろアイディアなし。尺が短くなるところは、スローモーションを入れて延ばした? 90分しかないのに、退屈。飽きる。眠くなる。パターンどおりのオバカな娘(女子高生?)たちが自業自得で怖い目に遭って、悲惨な結果を迎えると。友情とか、勇気とか、生き残ろうとする強い気持ちとか、そういうものも一切描かれていない。警報や叫び声の甲高い音がずっと気に触るだけ。

 姉のサーシャはコリーヌ・フォックス。名優ジェイミー・フォックスの娘で、モデルとして活躍しているそう。南カリフォルニア大卒の才女。映画は本作が初めてらしい。かわいそうというか、残念というか。

 友だちを裏切るイケイケギャル、ニコールを演じていたのは、システィーン・スタローン。父はシルヴェスター・スタローン。ファッション・モデルらしい。本作が女優デビュー作とか。これまた残念。

 公開3日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、3日前にネットで確保。当日は15分前くらいに開場となり、場内へ。観客層は若い日から中高年まで幅広く……といっても最初は7人ほどだったが。女性は2人。最終的には12〜13人になったろうか。今後、増えるとは思えないなあ。

 スクリーンはビスタで開いており、CM・予告の途中で半暗になり、映倫のレイティング、ドルビー・シネマ、再び予告と続いて、マスクの注意から暗くなり、マナー、映写機の上下マスクで本編へ。


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