日本語字幕:丸ゴシック体下、林 完治/シネスコ・サイズ(デジタル3D、IMDbでは2.39)/ドルビーATMOS(IMDbではdts(dts-X)も)
(米PG指定)(日本語吹替版、IMAX版、4D上映もあり)
監督:ダン・スキャンロン 脚本:ダン・スキャンロン、 ジェイソン・ヘッドリー、 キース・ブーニン 撮影:シャロン・キャラハン、 アダム・ハビブ 声の出演:トム・ホランド、 クリス・プラット、 オクタヴィア・スペンサー、ほか |
ユニコーンや妖精などのおとぎ話の生き物たちが暮らしている世界。かつては魔法が存在したが、時代が進んだ現在では、魔法はすっかり廃れてしまっていた。そんなある日、16歳になったイアン・ライトフット(声:トム・ホランド)は、母のローレル(声:ジュリア・レイス=ドレイファス)から父の遺品である魔法の杖をもらう。するとそのケースの中に父からの手紙があり、この杖を使い復活の呪文を唱えることで1日だけ父が復活できると書かれていた。魔法オタクの兄のバーリー(声:クリス・プラット)が試しても何も起きなかったが、弟のイアンが試すと半分の下半身だけが復活する。残りは1日以内にパワーの元となる魔法石を見つけ出し、もう一度復活の呪文を唱えなければならなかった。兄弟は力を合わせて魔法石を見つける旅に出ることに。
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IMDbでは7.4点の高得点。でもボクにはあまりピンと来なかった。確かに兄弟愛の部分は感動的で泣きそうになったけれど、その部分だけのことで、全体としてはそうでもないかなと。オマージュということなのかもしれないが、名画で見たようなシーンが多く、ストーリーも多くの映画のパターンで構成されている感じ。キャラはともかく、絵はきれいなんだけどなあ。絵や動きはスゴイ! なにより気になったのはキャラクター。日本人的にはどうにも受け入れがたいのでは。ボクはダメだった。兄はいい歳をして破天荒というか、毎日何もしないでバカばかり。弟はなんでもネガティブに捉えて後ろ向き。一家の父との関係というきわめてパーソナルな問題なのに、ファミリー・レンストランを燃やしたり、高校を破壊したり、街中の人に迷惑をかけている。いくら魔法で元にもどせるといっても……。シングル・マザーの母親は頑張っていて唯一くらいに良いキャラクターながら、その恋人で警察官の男もちょっとなあ。魅力的なキャラクターが極端に少ない。大冒険? あまりそんな気はしなかったなあ。印象としては2分の1くらいの面白さかなあ。これがピクサー? ラセターがいなくなって、変わってしまったのか。 声の出演は、何と兄弟の弟イアンが「スパイダーマン:ホームカミング」(Spider-Man: Homecoming・2017・米)のトム・ホランド。そして兄のバーリーが「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(Guardians of the Galaxy・2014・米)のクリス・プラット。2人ともさすがにうまい。違和感まったくなし。 公開2日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。ポイントがたまっていたので、ポイントでの観賞。当日は劇場全体のオープンとともに開場。観客層は若い人から、高齢者まで幅広かったが、若年から中年が多い印象。予告の感じから言っても当然か。男女比はやや女性のほうが多く、4.5対5.5くらい。カップルも多かった。最終的には200席のコロナ座りで、ほぼすべて埋まった。8席あったプレミアム席も4席(コロナなので満)埋まった。 7〜8分前から新しいシネマ・チャンネルがあって、CM・予告の途中からほぼ暗くなって、マナーの後、暗くなって、足元注意の映画泥棒、映倫で本編へ。 |