監督・脚本・編集:石川 慶 原作:ケン・リュウ「円弧 アーク」 (ハヤカワ文庫刊『もののあはれ ケン・リュウ短篇傑作集2』より) エグゼクティブ・ブロデューサー:ケン・リュウ 脚本:澤井香織 撮影:ピオトル・ニエミイスキ 出演:芳根京子、寺島しのぶ、 岡田将生、清水くるみ、 小林薫、風吹ジュン、ほか |
近未来。17歳で赤ちゃんを生み、放浪生活を送っていたリナ(芳根京子)は、エマ(寺島しのぶ)と出合い、プラスティネーションを使った遺体保存の仕事をするようになる。しかしその会社の共同経営者であるエマの弟の科学者、天音(あまね、岡田将生)は遺伝子技術を使った不老不死技術を開発しており、ついにそれが完成する。リナはその施術を受ける世界最初の女性となるが……。 |
うわーっ、苦手な映画。ボクには長くて3時間くらいあるかのように思え、感動もなく、意外性もなく、退屈で、苦痛だった。眠かったあ。できれば時間を返して欲しいくらい。細かな事実を積み重ねていくというより、観念的な映画で、セリフは芝居がかっていて、リアルさのないもの。耐えられなかった。 何となく全体に女性的なものを感じたが、なんだったんだろう。ただ、絵はきれいで、色も良く高画質、音もクリアで高いクォリティ。でもボクはオススメできない。 主演の芳根京子は新しいイメージにチャレンジしたということだろうか。演技がどうこうということではなく、ちっとも彼女の良さ、魅力が活かされていない気がした。ミスマッチな感じ。もったいない。どの出演者もチグハグな印象。あえて言えば同僚を演じた清水くるみがハマっていただろうか。そして短い出演ながら風吹ジュンがしっかりした存在感を出していた。 公開2日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は13〜14分前に開場。観客層は若い人から中高年までいたが、割と若い人が多かった。最初10人ほどいて女性は2人。最終的には88席に5割ほどの入り。今後増えるとは思えないなあ。 シネマチャンネルのあと半暗になり、非常口、ケータイ、ドラえもんマナーなどがあって、予告が続き、マナーから暗くなって映写機のマスクが左右に広がりシネスコになって、まぶしい足元注意、フル・サイズの映画泥棒、映倫と続いて本編へ。 |