2021年8月18日(水)「ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結」

THE SUICIDE SQUAD・2021・米/加/英・2時間12分

日本語字幕:手描き風書体下、アンゼたかし/ビスタ・サイズ(映写機の左右マスクで上映、RED、IMAX、IMDbでは1.90、Arri ALEXA)/ドルビー(IMDbではドルビーATMOS、Sonics-DDP、ドルビー・デジタル、dts:X、ドルビー・サラウンド7.1、IMAX 6-Trackも)
(米R指定、日R15+指定)(日本語吹替版、4D上映、ドルビー・シネマ上映、IMAX版もあり)

監督・脚本:ジェームズ・ガン
撮影:ヘンリー・ブラハム
出演:マーゴット・ロビー、
   イドリス・エルバ、
   ジョン・シナ、
   ジョエル・キナマン、
   ヴィオラ・デイヴィス、ほか

公式サイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/thesuicidesquad/
(全国の劇場リストもあり)

南米の小さな島国、コルト・モルティースが政変により、アメリカと共に進めていた地球外の技術を研究する「スターフィッショ計画」を独占、ナチス時代からの研究所ヨトゥンハイムで人体実験を行っているという。そこでタスクフォースXのアマンダ・ウォーラー(ヴィオラ・デイヴィス)は、刑務所に収監されている極悪人からメンバーを選出、10年の減刑と引き換えに、スーサイド・スクワッドとしてヨトゥンハイムを破壊する任務を命ずる。

76点

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 いやあ、血まみれ、スプラッター、残酷、暴力満載のコミカル・SFアクション。まあ何でもありか。血しぶきが飛び、腕が飛び、顔が飛び、頭が飛び、首が飛び、人体が引き裂かれる。しかしやることは徹底していて、半端な感じがしないから、最後まで付いていくことができ、映画を堪能できる。残酷なのに笑えて、トンデモなのにドキドキというスゴイ映画。圧倒される。そして、やっばりハーレイ演じるマーゴット・ロビーがイイ! 光っている。

 前作「スーサイド・スクワッド」(Suicide Squad・2016・米)から引き続き、タスクフォースXの冷酷非情な長官アマンダ・ウォーラーはヴィオラ・デイヴィスで、唯一まともっぽい部隊のリーダー、リック・フラッグ大佐はジョエル・キナマン、そして恐れを知らない悪党美女のハーレイ・クインはマーゴット・ロビーが続投。

 ちょっとした章を表すような文字のカットが凝っている。流れた血が文字になっていたり、ビーチのゴミが文字になっていたり、地面に書かれていたり、がらくたが組み合わさって文字になっていたり、 とにかくオシャレで素敵。誰がデザインしたんだろう。アート部門かタイトル部門か。凝ったタイトルはIMDbによればエリン・サロフスキーとかいう人。ロールではAAAのエリンとか出ていたような気がするが……。とにかくイイ。サラウンドも良く回っていた。

 銃は、ベレッタ92、グロック、M4、S&WのM&P、USP、コルト1860アーミー、超ロング・バレルのデザート・イーグル、ベネリ・ショットガン、AKM、タボール、FAL、M16A1など。

 公開6日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は20分前くらいに開場。観客層は学生らしい若い人から、サラリーマンっぽい中年層、引退したらしい高齢者まで幅広かった。女性は10人中1人くらいという感じ。やはり夏休みのせいかちょっと混んでいて、「妖怪大戦争」以外はみな残席わずかの黄色表示。むしろ空いているのはなぜ? 最終的には女子も少し増えて、499席の頃に座りに7〜8割くらいの入り。9席×2列のプレミアム席に、見えた限りは1人か2人。朝一では良いセンではないだろうか。

 10分前くらいからシネマ・チャンネルで、この時点から階下の4Dスクリーンの振動が伝わって来て不快。未だに慣れない。一瞬地震かと思ってしまう。この振動にはエンド・ロールまで悩まされ続けた。5分前くらいから、ようやくお客さんが続々来出して、CM・予告の途中で半暗になり、マナー、忘れもの注意、音も良いネットフリックスのCMからまぶしい足元注意、枠付き映画泥棒、枠付き映倫で、映写機の左右マスクで本編へ。


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