2021年10月25日(月)「プリズナーズ・オブ・ゴーストランド」

PRISONERS OF THE GHOSTLAND・2021・米/日・1時間43分

日本語字幕:丸ゴシック体下、大西公子/シネスコ・サイズ(表記無し。IMDbでは2.35、Arri ALEXA Mini)/音響表記無し(IMDbではドルビー・デジタル)
(英15指定、日PG12指定)

監督:園子温
脚本:アロン・ヘンドリー
撮影:谷川創平
出演:ニコラス・ケイジ、
   ソフィア・ブテラ、
   ビル・モーズリー、
   ニック・カサベテス、
   中屋柚香、TAK∴、ほか

公式サイト
https://bitters.co.jp/POTG/
(全国の劇場リストもあり)

いつか、どこか、荒れ果てた世界。ヒーロー(ニコラス・ケイジ)と相棒のサイコ(ニック・カサベテス)は銀行を襲うが失敗し捕まってしまう。しばらくして、悪徳のガバナー(ビル・モーズリー)が支配するサムライタウンから、娘と称するバーニス(ソフィア・ブテラ)が数人の女の子と脱走する。ガバナーは自由の身にしてやるという条件でヒーローに時限爆弾付きのスーツを着せて、バーニスを連れ戻すよう依頼する。ヒーローはバーニスが向かったと思われる危険な街、ゴーストランドへと向かう。

59点

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 うーん、これは久しぶりの、出来の悪いアマチュアの自主制作のような印象。これが良いと言う人もいるのだろうが、ボクはまったく合わなかった。時間のムダと感じた。ああ、平日に時間を作っていったのに……いや心を癒やす休日でなくて逆に良かったか。早々に小スクリーンに移され、上映回数が減らされ、上映館が減って行った理由がわかった。ああ、時間とお金が(あっ、ポイントだった)。IMDbでは4.2点の低評価。

 世界観としては「マッドマックス2」(Mad Max 2・81・豪)というか「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(Mad Max: Fury Road・2015・豪/南ア)そのまま。それを無国籍で、何でもありにしてメチャクチャにするとこうなるか。設定はウエスタンとチャンバラの融合? まっ、いずれにしても予算が少ないようで、時計台のある廃虚のような建物がすべてで、あとは…… 冒頭の銀行強盗シーンも、あまりにチープで、悲しくなるほど。よくニコラス・ケイジが受けてくれたなあ。まあニコラス・ケイジはそれこそB級映画に手当たり次第に出ている感じだが……。

 特に見るべきところはない。ああ、眠かった。何回か気を失いそうに。

 銃は、ウエスタンなのでレバー・アクションのウィンチェスターとSAAがメイン。冒頭の銀行強盗シーンでは、水平二連ショットガンのソウドオフとデザート・イーグルが使われていた。アーマラーはYusa Kazuhisaとあった。

 公開18日目の初回、といっても2回とかしか上映しないが、日比谷の劇場は全席指定で2日前にネットで確保。当日は15分前くらいに劇場が開いて、10分前くらいに開場。すぐにCM・予告が始まる。飲食OKが出たあたりで半暗になり、非常口ランプが消えて、さらにCM・予告からマナー、忘れ物注意で映写機のマスクが左右に広がり、暗くなってまぶしい足元注意、フルの映画泥棒、映倫と続いて本編へ。


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