監督:ラナ・ウォシャウスキー 製作:ラナ・ウォシャウスキー、ほか 脚本:ラナ・ウォシャウスキー、 デイヴィッド・ミッチェル、 アレクサンダル・ヘモン 撮影:ダニエレ・マッサチェージ、 ジョン・トール 出演:キアヌ・リーブス、 キャリー=アン・モス、 アーヤ・アブドゥル=マティーン2世、 ジェシカ・ヘンウィック、 クリスティナ・リッチ、 ジェイダン・ピンケット=スミス、ほか |
仮想現実世界マトリックスでは、1999年に救世主のネオが現れた時と同じことが繰り返されようとしていた。バッグス・バニー(ジェシカ・ヘンウィック)はその伝説のネオ=トーマス・アンダーソンが実在すると信じ、マトリックスから抜け出し自由を得るため、モーフィアス(アーヤ・アブドゥル=マティーン2世)が差し出す赤いカプセルを飲む。一方、トーマス・アンダーソン(キアヌ・リーブス)は1999年に自身が作り出したゲーム「マトリックス」でゲーム大賞を受賞し、ゲーム会社で働きながら、ワーナー・ブラザーズ社から続編を作るよう要請され、チームで企画を重ねていた。一方で、トーマスは精神的な不安定からセラピーに通い、アナリスト(ニール・パトリック・ハリス)から青いカプセルを毎日飲むように処方されていた。そんなある日、ゲーム会社のビルの警報が鳴り響き、皆が避難を開始する中、トーマスの前にモーフィアスが現れると、真実を知りたければこれを飲めと赤いカプセルをさし出すが、そこへSWATが突入してきて、銃撃戦が始まる。
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あのマトリックスの世界が戻ってきた! 嬉しい。面白かった……ではあるものの、単なる焼き直し的な感は免れないような。世界は再びマシンのものになっていて、人間の手に取り戻すためネオとトリニティが必要で、再びマシンの電源となっていたのを目覚めさせると。うむむ、これでは、マシンを根絶やしにしない限り終わらないではないか。映画の中のセリフのように前3作で描かれた戦いは「無意味だった」となってしまう。 映像としては素晴らしい。奇妙なファションも、デジタルの街も、ブレット(バレット)・タイムも、新幹線とか富士山とか、ラーメンとか道場とかの日本の要素もいい感じ。クジャク? ただ出演者的には中国系となるんだなあと。英語も流暢で(イギリス生まれ)で演技もうまいとなると、選ばれるんだろうなあアジア人的キャラクターとして。しかも彼女は美人だし。アクションも行けて、完璧だもんなあ。日本人の俳優たちにももっと頑張って欲しい。 それにしても、キアヌ・リーブスの長髪+ヒゲはいただけないなあ。「ジョン・ウィック」(John Wick・2014・米/英/中)のイメージもあるし、なんか清潔感に欠ける気がする。美女が悪女をやりたがるように、美男がダサイ格好をしたがるというパターンだろうか。たしかブラッド・ピットにもそんな傾向が。 やっぱりみんな歳を取ったなあという印象は否めない。監督は性別まで変わっているし。それでも、モーフィアスを演じたローレンス・フィッシュバーンと、エージェント・スミスを演じたヒューゴー・ウィーヴィングがいないのはさみしいなあ。特殊メイクしているとはいえ、一番変わったのはジェイダン・ピンケット=スミスかも。 銃は、デザート・イーグル、1911オート、MP5K、マサダ・オート、グロック、ベレッタ92、たぶんMP7、SIGのMPX、M4(HK416もあったらしい)、ヘリのミニガンなど。P365とかXD-Sあるいはヘルキャットあたりのコンパクト・オート、P226Rも出ていたような。 公開2日目のATMOS、TCX上映初回、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。ATMOSなので+200円。当日は15分前くらいに開場。観客層は中高年メインの、若い人も少々。やっぱり「1」を夢中で見ていた人たちか。男女比はだいたい半々。9席×2列あったプレミアム席は2席ほどを残して埋まった。すごいなあ。一般席は449席の3.5割くらいが埋まった。満席近いかと思っていたが、意外と入っていない。まあ朝早いけど。 シネマチャンネルのあとマスクの注意で飲食OKとなり、半暗に。非常口も消えて予告から、マナー、忘れもの注意、YouTubeショートのCMで暗くなり、TCXデモ、ATMOSテモ、まぶしい足元注意、フル・サイズの映画泥棒、映倫と続いて本編へ。 |