監督・脚本・編集:二宮 健 原作:「真夜中乙女戦争」(角川文庫刊) F 音楽・撮影:堤 裕介 出演:永瀬 廉、池田イライザ、 柄本 佑、ほか |
「私」(永瀬 廉)は、上京し大学に入学して20日目、大学に馴染めず、アルバイトも上手くいかず、講義にも満足できないでいた。そこでサークルに入ろうと調べて、「かくれんぽ同好会」を見つけ、面接を受けることに。面接担当は「先輩」(池田イライザ)で、入会を認められるといつしか「先輩」に恋心をいだく。そんなとき、大学でゴミ箱を爆破させてほくそ笑む「黒服」(柄本 佑)と出会い、急速に接近する。
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うーん、内向的なというか、青春グジグジこじらせ映画という感じ。そして長い。冗長。ボクにはまったく合わなかった。こういう映画が好きな人もいるだろうが、ボクはダメ。見なければ良かった。時間の無駄に感じた。原作は読んでいないが、こんな感じなんだろうか。せっかく面白いタイトルで、とんでもないエンターテインメントになりそうな設定なのに、こんなことになるとは。プロデューサーはこういう映画を目指したのだろうか。ちょっと理解できない。見所は池田イライザと爆破シーンだけかなあ。 真夜中を愛するものは乙女だ……男だって乙女である……愛するものは乙女だ……我々乙女は、戦争をする……おまえはなんで生きてるんだ……うわ、めんどくせえ。 たぶん監督は池田イライザが好きなんだろうというのは伝わってきた。しかしほかは……。役者は残念ながらみんな下手に見える。まったくリアリティのないキャラクター、行動、セリフ、いかにも作り物的。なんだか学芸会的な……。そして1回転パンが多く、シネスコでそれをやるから目が回って気分が悪くなる。やるならビスタかスタンダードでやってくれ。 公開3日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は13〜14分前に開場。観客層は若い人から中高年まで割と幅広かったものの全体に少ない印象。目立っていたのは若い女性か。最終的には200席に30人くらいの入り。男女比は4対6くらいで女性の方が多かった。日曜でこの入りはちょっと厳しいかも。しかもこの感じでは今後観客が増えるとも思えない……。 10分前くらいからシネマ・チャンネルが始まり、飲食OKになって半暗になり、マナーから忘れ物注意の、ややまぶしい足下注意があって、フル・サイズの映画泥棒、映倫でフルの本編へ。 |