監督・脚本・製作:サイモン・キンバーグ 脚本:テレサ・レベック 撮影:ティム・モーリス=ジョーンズ 出演:ジェシカ・チャスティン、 ダイアン・クルーガー、 ルピタ・ニョンゴ ペネロペ・クルス セバスチャン・スタン ファン・ビンビン、ほか |
コロムビアであらゆるシステムに侵入可能なデバイスが開発され、テロ支援組織に売り渡されようとしていたとき、政府の特殊部隊が急襲、それを阻止する。しかし隊員の1人がデバイスを持ち去り、闇市場で売りに出される。CIAは取引するため2人のエージェント、ニック(セバスチャン・スタン)とメイス(ジェシカ・チャスティン)をパリに派遣するが、そこに潜入していたBND(ドイツ連邦情報局)のエージェント、マリー(ダイアン・クルーガー)が現れ、ニックが撃たれ、デバイスも奪われてしまう。そこでイギリスMI6の知人、サイバー・インテリジェンスの専門家ハディージャ(ルピタ・ニョンゴ)に協力を要請する。
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IMDbで4.9点の低評価。でもボクは面白かった。なかなか楽しめた。とにかくハードなアクションを、美しい女優陣ががんばってこなしている。この作品では、男は添え物的でお飾り扱いの感じ。つまり逆転させた物語を作ろうとしたのではないだろうか。それが気に障ると評価が低いかもしれない。そして、シビアなことを言うと、女優陣のトレーニングはちょっと足りなかったかもしれない。「ジョン・ウィック:パラベラム」(John Wick: Chapter 3 - Parabellum・2019・米)のハル・ベリー並のテクニックを見せてくれたら最高だった。ダブル・タップやマガジン・チェンジなど、がんばってはいるけど。 また、例によって予告はミス・リーティングの傾向があって、主要女性キャスト全員がスパイではない。スパイの彼女らが手を組んで○○戦隊みたいなチームとして戦うというのとは、ちょっと違う。結果的にはそうなるのだが、今の世の中、だいたい対テロでどの国も同じ方向を向いているわけだ。それでも、違うチームのベスト同士が手を組んで戦うのを見るのは楽しい。最強だ。そのためにも敵は徹底的に悪くなければならず、それも本作ではよくできていた。 一瞬、中国だけ別路線?と見せかけて、さすがに製作国に名を連ねているだけあって、ラストのどんでん返しでおいしいところを持っていく。ちょっと出来すぎというか作りすぎというか、まあしようがないのか。 銃は、AK、M4、ベレッタ92のシルバー、ACOG付きHK416、ベレッタ84らしいオート(92の見間違いかも)、P226、ジェリコ941らしいオート、USPコンパクト、ベレッタCx4、USPマッチっぼいロング・タイプ、グロック、M2、MP5K、P210のカスタムもあったような。 公開2日目の初回、銀座の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は17〜18分前に開場。観客層は中高年というか、ほとんど高齢者がメイン。最初14〜15人いて、女性は1人。その後20人に3人くらいに。そして最終的には395席に5.5割くらいの入り。9席×2列のプレミアム席も11席ほど埋まった。 10分前くらいから曲が流れ、飲食NGの後シネマ・チャンネル、途中でマスク着用と飲食OKが出て半暗になり、非常口ランプ消えて予告が続き、マナーから忘れ物注意。暗くなって、TCXデモ、まぶしさをやや抑えた足下注意、フルの映画泥棒、映倫と続いて、本編へ。 |