2022年2月6日(日)「大怪獣のあとしまつ」

2020・KADOKAWA/日本テレビ放送網/Production I.G/ジェイアール東日本企画/讀売テレビ放送/ムービーウォーカー/STV・MMT・SDT・CTV・HTV・FBS・1時間56分

ビスタ・サイズ(シネスコに映写機の左右マスクで上映、1.66?)/音響表記なし
(一部日本語字幕上映もあり、『HELLO! MOVIE』方式に対応した視覚障害者用音声ガイド・聴覚障害者用日本語字幕付き)

監督・脚本:三木 聡
撮影:高田陽幸
出演:山田涼介、土屋太鳳、
   濱田 岳、ふせえり、
   西田敏行、ほか

公式サイト
https://www.daikaijyu-atoshimatsu.jp
(全国の劇場リストもあり)

日本を襲った大怪獣が、突然謎の光に包まれたあと死ぬ。危機は逃れたが死体が残った。政府は観光資源化することを考えるが、腐敗が始まり、体内にガスがたまっていく。爆発すると大きな被害が出る可能性が高いことから、西大立目内閣総理大臣(にしおおたちめ、西田敏行)は、死体の処理を首相直轄の組織である特務隊に命じる。その任務を任されたのは、帯刀アラタ(おびなた、山田涼介)だった。


74点

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 いいなあ。コテコテ一歩手前くらいのギャグを、本気の怪獣映画にぎゅっと詰め込んで、ちょっとラブ・ストーリーを足したような映画。

 怪獣関連のSFXは見事だし、キャストも超豪華だが、予算は厳しかったのかなあという印象。もっとお金があれば、ラストには本家が出てくれたかも、とも。出ないほうが、想像が働いて面白くなるとも言えるだろうが、印象は、お金がなくて出せなかった感が強い。ラストくらい……「マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾」(800 balas・2002・西)でもラストにイーストウッドは出なかったけど。光の国……アラタ隊員……あの人だよなあ。

 松竹と東映が、創立以来初めてタッグを組んだというのもスゴイが(それでも予算が少ない?)、やはり監督・脚本の三木 聡という人がすごいのだろう。TVドラマの「時効警察」シリーズを手がけた人らしい。次作もぜひこのレベルで面白いものを撮って欲しい。期待してしまう。

 銃は、レミントン700らしいスナイパー。ガン・エフェクトはビッグショット。

 公開3日目の2回目、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は15分くらい前に開場。観客層は若い人から中高年まで、割と幅広い感じ。下は父に連れられた小学生くらいの男の子。中学生くらいの男の子3人組もいた。男女比は半々くらい。最終的には580席の6.5割くらいが埋まった。

 スクリーンはシネスコ・フルで開いていて、まもなくCM・予告が始まり、途中で半暗になって、枠付きの映画泥棒と映倫を挟んで、マスク着用から暗くなって、枠付きマナーのあと、映写機の左右マスクで1.66くらいのビスタになり本編へ。


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