2022年2月26日(土)「牛首村」

2022・東映/東映ビデオ/アスミック・エース/山陽鋼業/ブースタープロジェクト/竹書房/ニッポン放送/ダイバーシティメディア/全日本プロレス/ギャンビット・1時間55分

ビスタ・サイズ(REDマーク)/表記無し(公式サイトでは5.1ch)

監督:清水 崇
原作:アルベルト・マリーニ
   「暴走車 ランナウェイ・カー」
   (El desconocido・2015・西)
脚本:保坂大輔、
   清水 崇
撮影:福本 淳
出演:Koki,、萩原利久、
   高橋文哉、田中直樹、
   松尾 諭、堀内敬子、
   麿赤兒、芋生悠、ほか

公式サイト
https://ushikubi-movie.jp
(全国の劇場リストあり)

父(田中直樹)と2人で暮らす女子高生の奏音(かのん、Koki,)は、夏休み直前のある日、奏音に思いを寄せるクラスメートの蓮(れん、萩原利久)から、女子高生YouTuberが撮った心霊動画を見せられる。そこには自分ソックリの女子高生が、最凶と噂される心霊スポットのホテルの廃墟にあるエレベーターに入ったところ落下し、姿を消してしまうという内容が収められていた。気になった奏音は、撮影場所を調べると、夏休みを利用し、父が出張でいなくなった日に、連と共に富山県にある坪野鉱泉へと向かう。

72点

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 なかなか面白かった。音で脅かさない怖さは素晴らしいと思うが、怖さより気持ち悪さの方が立っている気はした。村シリーズの第1作「犬鳴村」(2019・日)は見ていないが、前作の「樹海村」(2021・日)と比べると、前作の方が上かなと。主演したKoki,(うーむ、表記が厄介!)は、普通の感じで良かったと思う。問題はというか注目は、次回作以降だろう。

 映画が終わっても、残された問題はあって、これじゃ解決じゃない。そして余韻を残すためか、最後の最後にまた動き出す、みたいな終わり方は、ハリウッド作品も含めてホラー作品ではパターン化していて、そうだろうなあと思うと、予想通りそうなる。もうそろそろこのパターン、やめても良いんじゃないかなあ。「樹海村」とも同じ。災いは残り受け継がれていく、と。

 公開9日目の初回、といってもほとんどお昼の回、池袋の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は12〜13分前に開場。観客層はホラーということで、やはり若い女性が多かった。最初はボク1人と、若い女性6人。その後オヤジとオバサンもちょっと来て、最終的に最も小さいスクリーンの79席に16人ほどの入り。男性7人、女性9人というところ。やはり1週間を過ぎるとこんなものか。

  劇場案内、CM・予告の途中で半暗になり、上下マスクの映画泥棒、映倫から予告が続いて、酷い画質の東映ロゴから本編へ。


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