監督・脚本:ガース・ジェニングス 声の出演:マシュー・マコノヒー、 リース・ウィザースプーン、 スカーレット・ヨハンソン、 タロン・エガートン、 ボノ、ほか |
連日大入りでにぎわうニュー・ムーン劇場に、ショービズ界いちのスカウトといわれる女性、スーキー(声:チェルシー・ペレッティ)がやって来る。しかし途中で帰ってしまったことから、支配人のバスター・ムーン(声:マシュー・マコノヒー)は、彼女のボスならわかってくれるだろうと、仲間を引きつれ、聖地レッドショア・ビーチのジミー・クリスタル(声:ボビー・カナヴェイル)のオーディション開場へ潜入する。ところが全くウケず、つまみ出されようとした時、苦し紛れに伝説のロック歌手、クレイ・キャロウェイ(声:ボノ)の名前を出したところ、それがジミー・クリスタルの耳に留まり、クレイ・キャロウェイを出演させられるのなら、舞台を任せようと言われるる。しかし実際にはクレイ・キャロウェイは引退して15年以上も引きこもりの生活を送っていたのだった。
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面白かった。とてもハッピーな映画。明るく、楽しい気分になる。がんばろうという勇気が湧いてくる。笑いもたくさんちりばめられていて、そんなに嫌らしくないし、ちゃんと笑える。そしてショービス界のリアルないやらしい部分、ダークな部分もちょっと描かれている。しっかり大きな感動もあって、あやうく泣きそうになった。そして、なんだかラスベガス辺りの豪華なショーを見たような気分になることもできた。素晴らしい。 キャラクターのルックに関しては、続編なのでいままで通りで仕方がないものの、脚本が何より素晴らしいのではないだろうか。メインとなるキャラクターそれぞれに見せ場があって、群像劇的でありながら、ちゃんと1つの物語にまとめられている。ショービズの世界でメジャーにのし上がろうとする野望だとか、権力とか、ギャング的なものとか、パワハラ的なものとかを盛り込んで、そして何より名曲の数々が素晴らしい。絵もポップで、カラフルで、楽しげで、絢爛豪華で、きれい! 劇中劇のSFミュージカル、良かった。そして、字幕版で、歌詞がジーンと心に染みた……。 意外なことに銃も出てきて、それはペイント・ガン。アメリカとかのサバゲで使うやつ。 公開4日目の初回、銀座の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は20分くらい前に開場。字幕版だが母に連れられた小学校低学年くらいの男の子とか女の子もいた。英語に堪能な子なんだろうか。しかもATMOS上映だから+200円なんだけど、味わえたのだろうか……。観客層は若い人から中高年まで幅広く、男女比もだいたい半々くらい。最終的には395席に4割くらいの入り。9席×2列のプレミアム席は10席ほどが埋まった。 シネマ・チャンネルのあとマスクの注意があって飲食OKに。半暗になって、非常口、ドラえもんマナー、予告、マナー、忘れ物注意から暗くなって、新しいドルビーATMOSデモ(前のものより効果がわかりやすい)、ややまぶしい足下注意、四角の枠付き映画泥棒、映倫と続いて、キャンペーンのお知らせの後、映写機の左右マスクで本編へ。 |