監督・製作:マイケル・ベイ オリジナル脚本:ラウリツ・ムンク=ピーターセン、 ラース・アンドレアス・ピーダーセン 脚本:クリス・フェダク 撮影:ロベルト・デ・アンジェリス 出演:ジェイク・ギレンホール、 ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世、 エイサ・ゴンサレス、ほか |
アメリカ、ロサンゼルス。アフガニスタン帰還兵のウィル(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世)は、仕事が見つからず、妻の癌治療ための保険も下りず、金に困っていた。そこで豪勢な暮らしぶりの血のつながらない兄弟であるダニー(ジェイク・ギレンホール)の元を訪れると、半ば強引に銀行強盗の仕事に誘い込まれてしまう。ところが簡単な仕事のはずが、LAPDのSIS(特別捜査班)に監視されており、たちまちド派手な逃走劇が始まる。
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ほぼ全編アクション、というか救急車(アンビュランス)によるカー・チェイスという驚きの映画。まあ、ものスゴイちから技。破滅の物語。犯罪者の行き着く先はこうなるしかないだろう。それでも感動的ではあったから、さすがマイケル・ベイ監督。銃声も良い感じ。こういうものを撮らせるとうまい。「25ミニッツ」(Ambulancen・2005・デンマーク)のハリウッド・リメイクだそうだけど。 ただ、少々カメラを動かしすぎで(シネスコなんだから)目が回るし、状況がつかみにくい。ドローンはいいとしても。もっと落ち着けよと。このノリがマイケル・ベイなのかもしれないが。そして、黒人の主人公だけ良い人のようになっているのは納得行かなかった。赤ちゃんがいて、奥さんが重病なら人を撃って重傷を負わせても良いのか。そのへんがまたマイケル・ベイなのかもしれない。まあ、ノリ? 銃は、M4カービン、レミントン870ポンプ・ショットガン、MP5K、SISの刑事はキンバーのSIS、グロック、M134ミニガン、AK、ベレッタ92、ミルコールのグレネード・ランチャー、など。imfdbによるとアーセナル・ファイアームズのストライクBや、ブルッガー&トーメのUSW-A1も出ていたそう。 監督はノリのマイケル・ベイ。本作中にも自身の監督作品「ザ・ロック」(The Rock・1996・米)や「バッドボーイズ」(Bad Boys・1995・米)の名が上がっていたと思う。実際に起きた事件「ノース・ハリウッド・シュートアウト」のことも上がっていたけど。 公開2日目の2回目、銀座の劇場は全席指定で、2日前のネットで確保。当日は15分くらい前に開場。観客層は中高年の中でも中年層が多い印象。女性は1/3くらい。最終的には151席に7.5割くらいの入り。これはなかなか立派ではないだろうか。ちょっと意外。 10分くらい前から曲が流れ、シネマ・チャンネルのあと、マスク注意の飲食OKで半暗に。CM・予告が続いて非常口ランプが消え、ラスト、忘れ物注意から暗くなって、映写機のマスクが左右に広がり、フルの足元注意、映画泥棒、映倫、ケロロ軍曹の海賊版で、フルの本編へ。 |