2022年4月16日(土)「ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード」

HITMAN'S WIFE'S BODYGUARD・2021・英/米/スウェーデン/ブルガリア/仏・1時間56分(IMDbでは117分、米版1時間40分)

日本語字幕:丸ゴシック体下、長島咲織/シネスコ・サイズ(IMDbでは2.39、Arri ALEXA)/音響表記無し(IMDbではドルビー・デジタル、IMAX 6-Track)
(英15指定、米R指定)

監督:パトリック・ヒューズ
脚本:トム・オコナー、
   フィリップ・マーフィ、
   ブランドン・マーフィ
撮影:テリー・ステイシー
出演:ライアン・レイノルズ、
   サミュエル・L・ジャクソン、
   サルマ・ハエック、
   アントニオ・バンデラス、
   モーガン・フリーマン、ほか

公式サイト
https://hitmanswifesbodyguard.jp/#
(全国の劇場リストもあり)

警護対象を暗殺され、トリプルAランクのボディガード資格を失ったマイケル・ブレイス(ライアン・レイノルズ)は、神経症となり神経科医の診療を受けていたが、医師の勧めに従ってしばらくボディガードの仕事を止め、旅行に出かけることにする。ところが、マイケルがいたリゾート地に宿敵でもある最強の殺し屋ダリウス(サミュエル・L・ジャクソン)の妻で詐欺師のソニア(サルマ・ハエック)が現れ、夫がマフィアに捕まったので、救出を手伝った欲しいと強引に依頼される。一方、ギリシャの大富豪アリストテレス(アントニオ・バンデラス)はEUの経済制裁に復讐するため、サイバー・テロを計画していたが、それにダリウスを誘拐したマフィアも関わっていたため……。

76点

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 面白かった。血まみれで、頭が飛んだりして、たくさんの人が死ぬので不謹慎とは思いつつ、笑ってしまった。強烈で過激なアクションでありながら、それをエキセントリックでちょっとオバかなキャラクターが演じることで、コメディとしてまとめている。スゴイ技。

 やはり主人公の愛されキャラ、ライアン・レイノルズの人の良さとか真面目な感じがそうさせているのだろう。そして、彼以外は基本悪党ばかりで(インターポールさえ!)それが結構恐いから主人公が立って良いわけだが、特に良いのがヒットマンズ・ワイフを演じたサルマ・ハエック。胸なんか触られまくりで、体を張ってるし、子供には聞かせられないような下ネタもバンバン言っちゃってるし、凄いなあと。こんなヨゴレをやらなくても、アカデミー賞受賞した大女優なのに、ここまでやるかと。「デスペラード」(Desperado・1995・米/メキシコ)でアントニオ・バンデラスと共演している。

 銃は、ヒットマンズ・ワイフがワルサーPPQ、襲撃者がスコーピオンEVO3を使用。ほかにボルト・アクションのスナイパー・ライフル、1911カスタム、ポンプ・ショットガン、たぶんP226、グロく、MP5、UZI、PPKっぽいオート、M29っぽい大型のリボルバー、USP、何かの組み込みピストル・カービン、P232、タウルスあたりのスナブノーズ・リボルバー、などなどたくさん。

 公開9日目の初回、銀座の劇場は全席指定で、前日にネットで確保。当日は15分くらい前に開場となり場内へ。観客層はほとんど中高年で、最初男5人の女4人、若い人は男性1人、という感じ。最終的には少し若い人も増えたものの、98席に5.5割くらいの入り。女性は14〜15人というところ。悪くない出来だし、デート・ムービーとしても良いはず。もっと人が入っても良いと思うけどなあ。

 10分ちょっと前から曲が流れ、シネマ・チャンネル、CM・予告と続き、飲食OKになって半暗となり、予告が続いて、非常口ランプが消え、ドラえもんマナー、さらに予告が続いて、マナー、忘れ物注意で暗くなり、映写機のマスクが左右に広がり、ちょっとまぶしい足元注意、フル・サイズの映画泥棒、映倫。ケロロ軍曹の海賊版で本編へ。


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