2022年4月23日(土)「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」

FANTASTIC BEASTS: THE SECRETS OF DUMBLEDORE・2021・英/米・2時間23分(IMDbでは2時間22分)

日本語字幕:手描き風書体下、岸田恵子/シネスコ・サイズ(by Panavision、IMAX、IMDbでは2.39、Arri ALEXA)/ドルビー(IMDbではドルビー・デジタル、ドルビーATMOS、dts、IMAX 6-Trackも)
(英12A指定、米PG-13指定)(日本語吹替版、IMAX版、4D上映、ATMOS上映もあり)

監督:デイビッド・イェーツ
脚本:J.K.ローリング、
   スティーブ・クローブス
撮影:ジョージ・リッチモンド
出演:エディ・レッドメイン、
   ジュード・ロウ、
   マッツ・ミケルセン、
   ダン・フォグラー、
   ジェシカ・ウィリアムズ、ほか

公式サイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/fantasticbeasts/index.html
(全国の劇場リストもあり)

ホグワーツ魔法学校のダンブルドア教授(ジュード・ロウ)は、世界を変えるため闇の魔法使いとなり魔法界を支配者しようとするグリンデルバルド(マッツ・ミケルセン)を直接止めることができないため、魔法動物学者のニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)、その兄のテセウス(カラム・ターナー)、呪文学の教師ユーラリー(ジェシカ・ウィリアムズ)、普通の人間のジェイコブ(ダン・フォグラー)らに協力を要請し、チームを組んでグリンデルバルドの野望を食い止めるよう頼むが……。

76点

前へ一覧へ次へ

 予想と違って面白かった。もっとファンタジーで、子供寄りの物語かと思ったら、かなり大人向けのファンタジー。同性、男女、そして親子の愛憎の、いや愛の物語というような印象。もちろん善と悪との戦いがメインではあるわけだが。そしてシリーズ3作中、もっとも面白かった気がする。

 魔法動物に街中で襲われるシーンはトゥー・マッチで必要なかったように思えるが(4D上映用?)、あとの特殊効果はどれも適切で、リアルで、とても良かった。ノーマル上映だったがサラウンドも良く周り効果的だった。

 ファンタジーと人間ドラマ的な部分、アクションなどのバランスが良く、どっぷりと映画の世界に浸かることができた。そういう意味で映画らしい映画かなと。ボクは結構ハマった。

 もちろんジュード・ロウとマッツ・ミケルセンは素晴らしい。説得力がある。そのほかで良かったのは、呪文学の教師ユーラリーを演じたジェシカ・ウィリアムズ。非人だし、戦いっぷりもなかなかで、大活躍。TVで活躍していた人のようで、公式サイトによればもともとはコメディアン(コメディエンヌ?)ということらしい。映画ではあまり見かけない感じだが、1989年生まれというから、ちょうど大活躍を始める年齢ということか。期待したい。

 監督のデイビッド・イェーツは、2007年から“ハリポタ”シリーズを手がけている人だそうで、“ファンタビ”シリーズは1作目からずっと手がけている。1と2はあまりピンと来なかったが、本作はなかなかいい感じ。シリーズ以外では「ターザン:REBORN」(The Legend of Tarzan・2016・英/加/米/豪)も手がけていて、大受けはしなかったようだが、ボクは良かったと思う。

 銃は残念ながら登場せず。魔法の世界だからなあ。

 公開16日目の初回、新宿の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は15分ほど前に開場。観客層は珍しく若い人が多く、中高年はやや少ない感じ。しかも男女比も4対6くらいで女性の方が多かった。エディ・レッドメインの人気ということだろうか。最終的には200席に9割くらいの入り。公開から2週間以上経って、朝一のでこの入りはさすが大作・話題作というところ。8席あったプレミアム席も6席が埋まった。

 10分ほど前から曲が流れ、ほどなく新しいシネマチャンネル。飲食NGで、予告が続き、途中で飲食OKとなって半暗になり、さらにCM・予告からマナー、忘れ物注意があり、暗くなってちょっと長めの間があって、ややまぶしい足元注意、フルの映画泥棒、映倫、ケロロ軍曹の海賊版と続いて本編へ。


前へ一覧へ次へ