監督:エヴェラルド・ヴァレリオ・ゴウト 脚本:ジェームズ・デモナコ 撮影:ルイス・サンサンス 出演:アナ・デ・ラ・レゲラ、 テノッチ・ウエルタ、 ジョッシュ・ルーカス、 ウィル・パットン、ほか |
1年に一晩、12時間だけ、殺人を含むあらゆる犯罪が合法となる「パージ法」が施行されたアメリカ。今年もまたパージの日がやってきて、テキサスのタッカー家の牧場では不法移民を含む従業員たちに、身を守るための特別ボーナスを支給し、一家も自宅のシャッターを下ろし全員で閉じこもる。不法移民のホアン(テノッチ・ウエルタ)とアデラ(アナ・デ・ラ・レゲラ)の夫婦も、メキシコ系移民たちが集まる場所へと避難を開始する。12時間後、牧場に戻ったホアンは虐殺などの犯罪が継続されていて、タッカー家全員が捕まっているのを目撃する。
|
正直それほど期待していなかったのだが、なかなかハラハラドキドキさせられた。楽しい映画ではないものの、面白かった。IMDbではわずかに5.4点。しかしそんなに酷いとは思えなかった。悪くない白人役のジョッシュ・ルーカスとウィル・パットンが良い味を出していた。そして悪役の若きカウボーイ、カークを演じたウィル・ブリテインが良かった。怖くて、やばいヤツ。説得力があった。もっと活躍してもいい気がする。 シリーズ第5弾となるそうだが、正直、これまでは公開劇場が小さすぎるか昭和なところばかりで見ていなかった。今回は新しく大きな劇場での公開だったので見に行くことに。まあ5回も作られるだけのことはあるのかなと。特別良いというわけでないものの、それほど悪くない。お家で見たりする分にはかなり満足できるのでは。 良いのは、メキシコ系(アルゼンチン人と言っている)の不法移民人たちと、彼らと距離を置きながら使っている立場の白人の牧場主たちが、結局は協力しながら脱出するという構図。ありがちなパターンながら、ちゃんと説得力をもたせながら、感動的な話にまとめられている。さらに、そこにアメリカ先住民や、白人貧困層などが関わってきて、結構複雑なストーリーになっている。これをウソ臭いととるか、どうか。評価の分かれ目かもしれない。ボクはOKだった。 銃は、ベレッタ92、キンバーの1911(途中SW1911になったりしていたようだけど)、M16系、M4系、S&WのM500、デザート・イーグル、グロック、AK、S&Wのフラット・サイド・バレルのスナブノーズ、モスバーグ590、M16A2など。ほかにRPGやM1エイブラムス戦車まで登場。 公開4日目の初回、日比谷の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は15分くらい前に開場。観客層はほぼ中高年。平日だからか、やや高め。さすがに初回となると98席に10人程度の入り。女性は中年くらいが3人ほど。まあこんなものか。音は良かったが、スクリーンの位置が低いので、後ろの方だと座高の高い人が前席に座ると気になる感じ。 CM・予告から、途中で飲食OKで半暗になって非常口も消え、マナー、忘れ物で暗くなり、左右マスクのまま足下注意、四角の枠付き映画泥棒、映倫、ケロロ軍曹の海賊版からそのまま本編へ。 |