監督:ジョセフ・コシンスキー 脚本:アーレン・クルーガー、 エリック・ウォーレン・シンガー、 クリストファー・マッカリー 撮影:クラウディオ・ミランダ 出演:トム・クルーズ、 ジェニファー・コネリー、 ジョン・ハム、 マイルズ・テイラー、 エド・ハリス、 ヴァル・キルマー、ほか |
カリフォルニアで海軍のテスト・パイロットを務めていたピート“マーヴェリック”ミッチェル大佐(トム・クルーズ)は、ドローンなどの台頭により計画縮小の方向にある超音速機で前人未踏のマッハ10を達成するため、無理な飛行を行い、機体を爆破させてしまう。責任を問われ軍を追放されるところ、かつての戦友でライバルでもあったトム“アイスマン”カザンカスキー提督(ヴァル・キルマー)の特別な要請により、精鋭パロット養成学校「トップガン」での特別任務が与えられる。
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面白かった。堪能した。ファンタジーに近い戦争映画なのかもしれないが、横綱相撲のようなこれぞハリウッド映画!という感じ。何だかんだ言っても、やっばりハリウッド映画はスゴイ。しっかり感動させ、ハラハラドキドキさせ、笑わせ、スカッとさせ、最後にはあったかい気持ちにもさせる。 興味深かったのは、航空戦力としてやはりドローンが台頭し、パイロットはやがて絶滅するというような設定になっていること。まあ、ドローンの遠隔操縦技術ということもあるとは思うけれど。「ドローン・オブ・ウォー」(Good Kill・2014・米)や「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」(Eye in the Sky・2015・英/南ア)で描かれた現代の航空戦を考えると、たしかに空中戦(ドッグファイト)技術などの必要性は薄れているのかなと。ウクライナの戦争でもドローンの効果が大きく取り上げられている。そんな中でのパイロット養成学校の話。ドローンでは攻撃できない設定になっているが……。 実際のF/A-18戦闘機で撮影された映像は素晴らしい。当然のリアリティ。これは見る価値がある。 音響がまた素晴らしい。クリアーで迫力があって、臨場感もある。戦闘機の音は良く回る。さすがATMOS音響。IMAXや4Dで見た方が楽しめるかもしれない。 F-35じゃなくF/A-18というところもミソ。ちゃんと映画の中で説明している。なかなかマニアック。古いものでもまだまだ活躍の余地はあると。うーむ。 銃はもちろんという感じのM4と、セレモニーでM16A4らしいライフルががちょっとだけ出てくる。あとはずっと戦闘機。 公開3日目の初回、日比谷の劇場は全席指定で、2日前にネットで確保。当日は20分くらい前に開場。観客層は中高年がメイン。前作の「トップガン」(Top Gun・1986・米)を見た人が多いのか、単純にトム・クルーズ・ファンか。男女比はほぼ半々くらいで、大ヒット映画に多いパターン。最終的には456席に9.5割、ほぼ満席の入り。一番高いラグジュアリー席も埋まっていたようだったし、10席×2列のプレミアム席も17席ほどが埋まった。すごいなあ。 10分前のシネマチャンネルの最初で飲食NGだったものが、途中で半暗になって飲食OKとなり、非常口ランプが消え、CM・予告が続いて暗くなり、マナー、忘れ物注意、映写機のマスクが左右に広がってフル・サイズから、TCXデモ、足下注意、映画泥棒、映倫、ケロロ軍の鵜の海賊版と続いて、本編へ。 |