うーむ、これは子供向けということなんだろうけど…… なんともリアリティがないのがセリフ回し。ファンタジー、おとぎ話なので、ストーリーの設定や展開(ポケモン的?)はトンデモでも問題ないけれど、キャラクターの設定とセリフ回しはちょっと酷いのでは。 主要メンバー3人がちっとも魅力的じゃない。そして、とってつけたような今風若者言葉。ホントに今どきの小学生はこうなのかもしれないが、どうにもリアルに感じられなかった。まるで時代劇を見ているような、セリフっぽいセリフ。子供の観客は大丈夫なんだろうか。 子役たちはどの子も馴染みのない子たちばかり。「約束のネバーランド」とか、いろいろ出ている子たちのようだが、ちょっと華がなかったかなと。キャラの設定の影響もあって、魅力という点でちょっと残念だった。1人、いい感じがしたのは、サニーマックレンドン(どこで切るんだろう)。本作が長編劇場映画デビュー作となるようだが、今後も期待かもしれない。有名キャストは、添え物的な存在の女先生、新垣結衣と、ちょっとしか出てこない古書店主の神木隆之介だけ。後の予算はすべてCG(と声優?)にいってしまったということか。 公開2日目の初回、銀座の劇場は、場所柄なのか子供向け映画にも関わらずほとんど中高年の、しかもやや高寄り。若い人は少なかった。男性が多く、女性は1/4ほど。親子連れは5組ほどで、父と娘、母と娘などいろいろだが、いずれも小学校低学年という感じ。最終的には、257席に30人ほどの入りはどうなんだろう。8席あったプレミアム席は3席埋まった。 |