2022年7月31日(日)「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」

JURASSIC WORLD: DOMINION・2022・米/中/マルタ・2時間27分

70mm比率(Panavision、IMAX、ドルビーVISION、一部フィルム、IMDbでは2.00、Arriflex、Panaflex)/ドルビーATMOS、dtsX(IMDbではIMAX 6-Track、Auro 11.1、ドルビー・サラウンド7.1、ドルビー・デジタルも)
(米PG-13指定)(日本語吹替版、IMAX版、ATMOS上映、3D上映、4D上映もあり)


公式サイト
https://www.jurassicworld.jp
(全国の劇場案内もあり)

74点

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 スゴイ! 怒濤の冒険活劇。ジェットコースター・ムービー。次から次へと事件が起きて、ほとんど休むことなく最後までその調子で突っ走る。恐竜もたくさん出てくるし、雪が降っていたり、水の中だったりと、SFXというかVFXが素晴らしい。動きにはまだ改善の余地があるかもしれないが、その存在感やらリアリティはほとんど本物のよう。とにかくお金がかかっていて、豪華。

 ただ、ストーリー、物語的には感動するとか、心動かされるとかいうことはない。ドラマが希薄で、見終わっても何も残らない。ただ恐竜とかのCGが凄かったなというだけかも。

 この映画では、だいたいクリス・プラット演じるオーウェン以外の男性はあまり活躍せず、女性が実にがんばっている感じ。特に良かったのは、姉御肌のパイロットを演じていたディワンダ・ワイズ。これまではTVで活躍していた人のようで、劇場作品は本作がデビュー作ということになるらしい。今後にも大いに期待したい。

 もちろん、他に子役のイザベラ・サーモンも今後どんどん活躍しそうだし、ブライス・ダラス・ハワードも最初よりキャラクター設定が良くなってより輝いていた。ローラ・ダーンもうまい。年は取ったけど。付け足すとすると、謎の悪女で強烈な個性を放っていたディーチェン・ラックマンも良かったのに、話の途中で消えてしまって、どうなったのやら。この人もやっぱりTVで活躍していた人。今後はどんどん劇場映画にも出そう。

 公開3日目の、字幕版通常上映初回、銀座の劇場は25分前くらいにはすでに開場。観客層は若い人から中高年まで幅広く、男女比は半々くらいと、話題作のパターン。最終的には456席に8.5割くらいの入り。プレミアム席はたぶんすべて埋まり、その上の席も6席くらい埋まった。すごいなあ。


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