びっくりのスゴイ映画。面白かった。たっぷり2時間41分の長尺を掛け、民族戦争的な物語をじっくりと描いている。どちらも悪くはないが、戦わざるを得なくなる。善対悪という単純なパターンではなく、イデオロギー的衝突。それを壮大なスケールで描く。実に映画らしいとも言えるかなと。 とにかく絵がきれいでカッコイイ。ビジュアルの圧倒的なまでの素晴らしさ。見事。ただ、物語の展開としては、結局は国民までをも巻き込んだ個人的な復讐じゃないの、と思ってしまうあたり、いかがなものか。そして「降参」で終わるなんて、平和的で良いけれど、子供のケンカか? その辺は気になった。 敵はめちゃくちゃ強く、冷血な感じで、かなり恐いところが良い。結構ハラハラドキドキ。 銃は。特殊部隊がMP5、M4、グロックなど。スペインがメキシコを侵略してきたころはたぶん火縄(マスケット)銃らしいもので、刺股のようなY字のマスケット・フォークとかノスケット・レストと呼ばれる支えを使っているあたりは、ちゃんとリサーチしているんだろうなと感心。SF銃はソニック銃と呼ばれていた。 公開9日目の2回目、ほぼお昼、銀座の劇場は17〜18分前に開場。観客層は若い人から中高年まで幅広く、男女比はほぼ半々。大ヒット映画に良くあるパターン。最終的には395席の8割くらいが埋まった。9席×2列あったプレミアム席はなんと全席埋まった。プラス1,000円なのに! シネマ・チャンネルからCM・予告があって、暗くなってからTCXデモ、フルの映画泥棒のあと、フルの本編へ。 |