すごい映画。デジタル効果てんこ盛りで、壮大な物語。アクションも満載で、冒頭から最後まで、観客を休ませることなく125分の長尺を突っ走る。絵もきれいだし、音はクリアだし、SFXの合成も自然でなんら違和感はない。たぶんお金もたっぷり掛かっている豪華な映画。主演のドウェイン・ジョンソンは役のイメージにピッタリはまっている。 ただ、なぜか途中で気を失いそうになった。退屈というわけではないのだが、置き去りにされた感じなのか、ちょっと寝たかも。説明が多いのも気になった。本来は映画の中で表現していくべきことを、言葉としてしゃべってしまっているのはどうなんだろう。こうやっても125分もあるのだから必要だったのだろうが、そこまでバックグラウンドとかを語る必要もないのではないかと。最小限にして欲しかったなあ。もちろん感動的な部分はあり、ちょっとウルッとは来るが、全体としては見終わっても何も残らないかなと。すごかったね、とはなるんだけれど。 3D上映というか撮影を意識したカットが多い気がしたが、アメリカなどではまだ3D上映が多いのだろうか。日本ではモーションが追加された4D上映の方が増えてきたようだが。音響はクリアで立体的、よく回っていた。 ガイコツ戦士はハリーハウゼンの「アルゴ探検隊の大冒険」(Jason and the Argonauts・1963・英/米)とかへのオマージュだろうか。シャザムねえ……無理してくっ付けてない? 「黒く塗りつぶせ」のペイント・イット・ブラックは良かった。 銃は、M4系カービン、MP5、グロック、ポンプ・ショットガン、MP7、TTIとかSAI系のグロック・カスタム、M2重機関銃、G36、AK、ハンドガンを組み込むピストル・カービン、クリス・ヴェクターなど。 公開2日目の2回目、銀座の劇場は12〜13分前に開場。観客層は若い人から中高年までいたが、メインは若い人という印象。女性は1/4くらいいただろうか。最終的に、151席に9割ほどの入り。さすが話題作。 シネマ・チャンネルから、飲食OKになって半暗になり、CM・予告に続いてマナー、忘れ物注意で映写機のマスクが左右に広がってフル・サイズになり、暗くなって、ややまぶしい足元注意、フルの映画泥棒、映倫、ケロロ軍曹の海賊版から本編へ。 隣の女は入ってくるなりポップコーンをボリボリ食べまくるし、誰かが上映中に唐揚げを食べ出したようで、映画が終わって外へ出るまで臭いし……。唐揚げは劇場で出しているんだろうか。やめて欲しいなあ。 |