2023年4月17日(月)「search/#サーチ2」

MISSING・2023・米・1時間51分

日本語字幕:丸ゴシック体下、中沢志乃/ビスタ・サイズ(IMDbでは1.85、Arri ALEXA Mini)/音響表記なし(IMDbにもなし)
(米PG-13指定、日PG12指定)(日本語吹替版もあり)

公式サイト
https://www.search-movie.jp
(情報少、全国の劇場リストもあり)

71点

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 うーむ…… 続編ということで用心しつつも、前作の編集担当者が脚本と監督も担当したということで、期待もあって見に行った。で、物語の展開やどんでん返し、演技や編集は見事だったと思う。ただ、主人公のキャラクターがどうにも……イマイチで、魅力に欠け、応援する気になれない。突き放して見てしまう。そしてFBI捜査官らがまったくそれらしく見えず、説得力なし。そんなキャラクター設定の部分が物足りなかったかなと。そして、前作にも言えることではあるけれど、サーチやチャットといった文字ベースで進む部分があり、そこは英語を母国語とする人でないと辛いかなと。字幕が出てもいまいちピンとこない。これは吹替版でも変わらないだろう。そういう部分がたいくつで……。

 良かったのは、ヨアキム・デ・アルメイダ。登場人物中、唯一と言っても良いくらい良いキャラ。どちらかと言えば悪役が多い人。本作ではまったく逆の役柄で、いい味を出していた。

 製作総指揮に名を連ねているティムール・ベクマンベトフは、旧ソ連カザフスタン出身で、面白かった「ナイト・ウォッチ NOCHINOI DOZOR」(Nochnoy dozor・2004・露/米)シリーズの監督。映画も原作同様3部作になるはずだったのでは? 2本しか公開されなかった気がするが……。「ナイト・ウォッチ」「デイ・ウォッチ」ときて、「トワイライト・ウォッチ」があったのでは……。楽しみにしていたのに。

 銃は、SWATがM4カービン、その後グロックも登場。

 公開4日目の初回、新宿の劇場は15分前くらいに開場。平日で、しかも朝早かったからか観客は少なめ。そして女性に人気なし。最終的に184席に17人くらいの入り。中年男性が8人、若い男性が2人、高齢男性が4人、中年女性が2人という感じ。やっぱり平日は寂しい。

 CM・予告の途中で半暗になり、非常口案内から表示ランプが消え、新ちびゴジラの予告になって、ラストにマナーから忘れ物注意、暗くなって映写機のマスクが左右に広がり、足元注意、枠付きの映画泥棒、映倫と来て、映写機の左右マスクと少し上下マスクで本編へ。

 それにしても、予告の段階から4Dスクリーンのものと思われる振動が伝わってきて、不快だった。本編中もちょいちょい振動。安普請だなあ。どうにかして欲しい。


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