絵はスゴイ。そして新田真剣佑の美形なこと。一方脚本というか物語の構成はだいぶ問題ありなのではないだろうか。ほぼ展開はハリウッド映画のパターンだし、とにかく説明調のセリフが多い。アクション満載にもかかわらず、退屈で眠くなる。そこまで説明が必要な映画って……。お金はかかっているんだけどなあ。IMDbでは5.1点の低評価。 よくある展開のパターンは、最近でいうと「G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ」(Snake Eyes: G.I. Joe Origins・2021・米)にソックリ。しかも守るべき女神がこんなに強いんだったら、守護役の騎士なんて必要ないじゃん。東映アニメーションの制作ということになるらしいが、アメリカ側の脚本がいけないのか、どうなんだろう。矛盾を感じるような部分が多々あるものの、子供用としてはこれでも良いのかもしれない。大人は理屈で考えてしまうということか。上映劇場も日本語吹替版の方が多いようだしなあ。 銃は、ドラグノフらしいスナイパー・ライフル、SWATのMP5、AKS-74Uらしいショーティのタクティカル・カスタム、スペシャル・ブレットだという1911オートなど。 エンド・クレジットの最後にはサニー・チバの名も。 公開3日目の字幕版初回、品川の劇場はぴったり10分前だとは入れず、ちょっと過ぎてからの入場。案内表示がなく、とてもわかりにくい。アナウンスのみというのはなあ。そのせいでかロビーはファミリーがドッと押しかけてきていて、大混乱。たぶんマリオ目当て。こちらのスクリーンはファミリー劇場の中の字幕版で、大人向けのためか入場者は少なめ。最初中年男性が5人、中年やや若めの女性が2人という感じ。最終的には122席に20人ほどの入り。この出来だと、今後もあまり観客は増えない気がするが、吹替版はどうなのだろう。 入場するとすでにCM・予告は始まっていて、ギリギリの入場ってどうなんだろう。誰に向けて流しているんだろう。しかもここは場内が明るくて、スクリーン暗めだから、ほとんど見えない。音のみハッキリ聞こえる。途中でマナーと非常口案内から半暗になり、ようやくどうにか見えるように。スクリーンはフルがビスタ・サイズで、映写機の上下マスクの映画泥棒から暗くなって映倫と続き、日本語のタイトルから少し上下マスクの本編へ。 |