凄い映画。韓国映画の勢いや層の厚さのようなものを感じさせる作品。感情も良く伝わってくる。どのキャラクターも強烈な存在感を放っていて、個性的。 ただ、前作があるので、それらはパターンとなり、驚きや衝撃がちょっと色あせて見えるかもしれない。そこがもったいないというか、惜しい。それでも日本ではここまでの作品は作れないような気がしてしまうが。気になったのは、やたらタバコが多いこと。これは時代を表しているのか? とにかくスゴイ映画で、たっぷりのバイオレンスで血まみれ。俳優さんたちは過激なアクションをみごとにこなしながら、ちゃんと感情も表現している。役者としてのレベルが高いなあと。しかも驚かされるのは、主人公の少女を演じたのは、オーディションで選ばれたという、映画初出演のシン・シアという人。雰囲気など前作の主人公を演じたキム・ダミ(この人もオーディションで、初出演)の方が上のような気がしたが、とにかく俳優もスゴイ人が多い。特殊部隊の隊長、ソ・ウンスも良いのだけれど、役柄的にはタフな雰囲気を醸し出してはいるものの、幼すぎる感じはした。 当然、脚本・監督を手がけたパク・フンジョンという人もスゴイ。なんという才能。天才なのかも。今後の作品も楽しみ。 銃は、殺戮部隊がMP5、ほかに前作から引き続きロング・コンペ付きグロックも。ちゃんとマガジン・チェンジして撃っている。また、ポンプ式ショットガン、M4、AT4的な無反動砲、ワルサーP99も。ほかにCZ 805 BRENもあったような。 公開3日目の初回、新宿の劇場は14〜15分前に開場。10分くらい前からCM・予告。ただ明るいのでスクリーンがよく見えない。観客層は、若い人から中高年まで幅広く、メインは中年層。女性は1/4ほど。最終的には287席に6〜6.5割ほどの入り。もっと入ってもいい気がするが、韓国との関係がスッキリすれば……。 スクリーンはシネスコ・サイズで開いており、CM・予告の途中でかなり暗くなり、映写機のマスクが左右に広がり、暗くなって、フルになったところで、松竹オーディション・グランプリの新人、中島瑠菜りマナーがあって、本編へ。最初に、エンドロールの後にも映像がありますの文字。 入場者プレゼントで、イケメンの能力者を演じたイ・ジョンソクと、女ボスを演じたチョ・ミンスの両A面?ポストカード大カードをもらった。 |