2023年6月19日(月)「ザ・フラッシュ」

THE FLASH・2023(IMDbでは2022)・米/加/豪/ニュージーランド・2時間24分

日本語字幕:手描き風書体下、アンゼたかし/ビスタ・サイズ(フルに映写機の左右マスクで上映、IMAX、IMDbでは1.90、Arri ALEXA)/ドルビー(IMDbではドルビー・デジタル、IMAX 6-Track、ドルビーATMOS)
(米PG-13指定)(日本語吹替版、IMAX版、ATMOS上映、4D上映もあり)

公式サイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/flash/
(全国の劇場リストもあり)

71点


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 むむ、もうほとんどアメコミの実写映画化はマルチ・バースになって、時間さえも超えてしまうので、何でもあり。死人も甦るし、都合の悪いことはなかったことに。どんなにめちゃくちゃになっても、どこかのバースではそれがちゃん続いているとかで、つまりはストーリーはあっても、起承転結の結はなくてもいいということ。このバースでは死んでも、別のバースで生きているから、解決は必要ない。もうダメだと放り投げてもOK。これでいいの? アメリカ人はこういうのが好きなの? IMDbでは7.4点の高評価。

 本作もそういう展開。2時間24分かけて、結局は何もなかったことに? もうどうでも良いか。その上、主人公をはじめとして、どのキャラクターも設定が酷い。バカ過ぎ。ひと言で言うと、バカの、バカによる、バカのための映画、という感じだろうか。いや映画というより超豪華な3D-CGショーといったほうが良いかもしれない。

 電撃を受けるあたりは「フランケンシュタイン」( Frankenstein・1931・米)そのまま。オマージュだろうか。何でもありだから、サービスで初代TVのスーパーマンのジョージ・リーヴス、1978年劇場版のクリストファー・リーヴ、マルチゆえの?CGらしいニコラス・ケイジのスーパーマンまで出てくる始末。ラストには、えっ!の大物まで。たくさんのカメオ出演的大物の方々。オチはエンド・ロールの後、の「アクアマン」(Aquaman・2018・米/豪)。

 それにしても主人公の食べ方が汚いのは気なった。日本人的には酷すぎる気がした。不快!

 銃は、冒頭の賊がM4のショーティ、IWIのタボール、ハンドガンはオートだったが、判別できず。バットマンはバイクにマシンガン搭載。ほかにシベリアでロシア兵がAK74、将校のハンドガンはグロックっぽかったが、新型オートだったろうか。アメリカ軍はM4カービン。

 公開4日目の初回、日本橋の劇場は25分前くらいに劇場がオープン。17〜18分前に開場した。観客層は平日に来ることができる人ということでか、引退した?高齢者多めの中高年メイン。それも男性がほとんど。最終的には213席に20人ちょっとくらいの入り。平日初回はこんなものだろう。女性は4〜5人。若い人も4〜5人いたか。

 シネマ・チャンネルのあとマスク・エチケットで半暗に。CM、非常口案内からランプが消え、予告に続いてマナー、忘れ物注意と続いて暗くなり、足元注意、枠付きの映画泥棒、映倫で、映写機の左右マスクで本編へ。

 入場者プレゼントで、日本語タイトルが入ったイラストのきらきらステッカーをもらった。


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