印象は、ハリウッドを使った中国映画という感じ。体裁はハリウッド作品だが、中身は中国映画に良くある展開、パターン。中国人が中国と全人類のために戦う。クライマックスでは主人公たちに次から次へと苦難が降りかかり、それを超人的能力で跳ね返し、ラストではめでたしめでたしと。 お金はかかっているし、デジタル技術も使いまくり。贅沢な作り。合成も自然で、違和感はほとんどなし。ハリウッド・クォリティにマンパワー。 良いほうの西洋代表がジェイソン・ステイサム。中国代表が、ウー・ジン。「SPL/狼よ静かに死ね」(SPL・2005・香/マカオ)や「インビジブル・ターゲット」(Invisible Target・2007・香/中)、「戦狼 ウルフ・オブ・ウォー」(Wolf Wrriors 2・2017・中)、最近だと「1950 鋼の第7中隊」(長津湖・2021・中)とその続編「1950 水門橋決戦」(長津湖之水門橋・2022・中)に出ていた人。もう戦いまくり。それぞれに素晴らしい見せ場があり、体を張って期待に応えている。それは見る価値があり、素晴らしい。 言うことを聞かない美少女メイインは、5年前の前作で天使の羽を付けていた小さな子だったソフィア・ツイ。役が良くないので、印象もあまり良くない。美女ボスは「バイオハザード」シリーズのジル・バレンタインを演じたシエンナ・ギロリー。 銃は、基地にはブルパップ・スタイルの銃。ダボール系のように見えたが、ショットガンだったか。フレームなど一部が赤色。傭兵たちはM4カービン、ミニミM249。DJがバックパックに入れているのはデザートイーグル+青酸カリ弾?。確かこっそり採掘していた男達のボスは1911オート。 公開3日目の初回、日比谷の劇場は16〜17分前くらいに開場。観客層は中高年、オヤジがメインで、下は父に連れられた小学生くらいが1人、2人。最終的には女性も増えて3.5割くらいに。若い男性も少し増えた。456席に8〜8.5割くらいの入り。こんなに人気があったとは意外。10席のラグジュアリー席はよく見えなかったが、少なくとも2人は座っていた。10席×2列のプレミアム席はすべて埋まった。すごいなあ。ちなみにマスクをしていたのは2割ほど。 シネマ・チャンネルの後、半暗になり、CM、非常口、予告と続き、スパイファミリーのマナー、忘れ物注意のあと、映写機のマスクが左右に広がり、フル・サイズになってTCXデモ、足下注意、映画泥棒、映倫で本編へ。 |