2023年9月3日(日)「ホーンテッドマンション」

HAUNTED MANSION・2023・米・2時間02分(IMDbでは2時間03分)

日本語字幕:丸ゴシック体下、牧野琴子/シネスコ・サイズ(Arri。IMDbでは2.39、Arri ALEXA LF)/ドルビー(IMDbではドルビーATMOS、ドルビー・サラウンド7.1、ドルビー・デジタル、dts、12-Trackデジタル・サウンド、Auro 11.1も)
(米PG-13指定)(日本語吹替版、4D上映、ATMOS上映もあり)

公式サイト
https://www.disney.co.jp/movie/hauntedmansion
(情報少、全国の劇場リストはあり)

73点


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 面白かった。そして、よくあるパターンなのにちょと感動した。気持ちがちゃんと伝わってきて、うるっと来た。程よく怖くて、かなり笑えて、楽しめる。

 何よりディズニーランドでのアトラクションのイメージをうまく取り込み、少しも損ねていない。延びる壁とか、ダイニング・ルームとか、マダム・レオタとか、一緒に座っている鏡に映るゴーストとか、20年前のエディ・マーフィーの残念な「ホーンテッドマンション」(The Haunted Mansion・2003・米)とはだいぶ違う。

 まず良かったのは登場人物のキャラクター。どの人も魅力的で、観ていたい気になる。とくに主人公は、応援したくなる。演じたのはラキース・スタンフィールド。TVが多いようだが、映画では恐ろしかった「ゲット・アウト」(Get Out・2017・米/日)や、謎解き探偵ものの「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」(Knives Out・2019・米)に出ていたそう。たぶん本作が一番印象に残ると思う。

 そして妙にはまっていた面白かったのは、このお屋敷に住むことになった男の子、トラヴィスを演じたチェイス・W・ディロン。子供なのにわりと冷静で、学者のような雰囲気さえ漂わせている。主にTVで活躍していて、映画だと西部劇の「ザ・ハーダー・ゼイ・フォール:報復の荒野」(The Harder They Fall・2021・米)などに出ているらしいが、日本劇場未公開。その映画でラキース・スタンフィールドと共演している。

 銃は、決闘する2人の紳士が、決闘用ピストルを持っていて、ぶっぱなす。フリント・ロックかパーカッションかはわからなかったが、たぶんフリント・ロックかと。

 公開3日目の初回、新宿の劇場は26〜27分前くらいに着いたら、もう開場していた。観客は中年層がメインで、若い人もチラホラいたが、高齢者は少なめ。珍しい。女性の方がやや多く、女性は高齢者もチラホラ。男女比は4対6くらいか。最終的に499席の4.5割くらいが埋まった。9席×2列のプレミアム席は3席ほどの残して埋まった。外国人の父と娘カップルもいた。

 着いた時点では、吹替版が残席わずかの黄色表示になっていた。まあATMOS上映は200円高いし。シネマ・チャンネルのあと、半暗になり、CM、非常口案内、予告と続いて、スパイ・ファミリーのマナー、忘れ物注意で暗くなり、映写機のマスクが左右に広がりフル・サイズでTCXデモ、ドルビーATMOSデモ、足元注意、映画泥棒、映倫で本編へ。ディズニーのオープニングは、滝の上にお城があるパターンで、ディズニー100周年と。

 それにしても、予告の段階から4Dシアターの振動が伝わってきて不快だった。近辺から「地震?」の声も聞こえてきたが、断続的にずっと続いていたので、やがて気にしなくなったよう。クライマックス近くでなくなった。どうにかしてほしいなあ。


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