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ポリス・アクションの、凸凹コンビもの＋南北協力もの（＋USA）。パターンではあるけれど、面白かった。前作を見ていないが、文化的というか政治体制の違いから来るギャップをコメディ・ベースとしてリアルなバイオレンスを盛り込んだのか、シリアスなバイオレンスにコメディを盛り込んだのかは微妙でわからなかった。ちゃんとどんでん返しのあるミステリーになっていながら、しっかり笑えるコメディにもなっているし、恐ろしい敵とバイオレンスは強烈で、ほぼシリアス・ドラマだし、時限爆弾は最も良くあるパターンだからわかっていながら、それでもハラハラさせられる。さすが韓国映画、良くできている。 そして何より、メイン・キャストの美形なこと。北の捜査官チョルリョンを演じたヒョンビンも、アメリカFBIのエージェント、ジャックを演じたダニエル・ヘニーも、驚くほどの美形。そのせいか、観客は女性が多かった。それに対して、真ん中で挟まれる南の捜査官ジンテを演じたユ・ヘジンがごく普通の人っぽくて面白い。このコントラスト。それでもやる時にはビシッと決めるカッコ良さ。 もちろん女優陣も美形ぞろい。ジンテの義理の妹、ミニョンを演じた『少女時代』のイム・ユナ。何ともかわいいキャラ。それを生かしてぶりっ子キャラを好演。妻を演じたのはチャン・ヨンナムという人だろうか。「オオカミ狩り」（Project Wolf Hunting・2022・韓）で凶悪な女親分、姉御を演じていた人かと思ったのだが、わからなかった。公式サイトでも紹介されていない。もし同じ人物だったら、まったく雰囲気が違うから凄いなあと思ったのだが…… 別人物なら当然か。 銃は、グロック、M4カービン、ミニミ・マシンガン、MP5、AK47、CZ75らしいオート、ベレッタ92など。 公開3日目の初回、新宿の劇場は20分前くらいに開場。観客層は、韓国イケメン・ファンか、オバサマが多く、若い女性もチラホラ。男性はアクション好きか中高年。最初7人いて、4人が女性。最終的には117席の6.5〜7割くらいが埋まった。男女比は4対6くらいで女性が多かった。 11分前くらいから曲と劇場のロゴが流れ、8分前くらいからシネマ・チャンネル。それが終わると半暗になり、CMから予告。途中、非常口案内が出てランプが消える。予告の最後にスパイ・ファミリーのマナー、忘れ物注意、と続いて暗くなり、映写機のマスクが左右に広がり、フル・サイズになって、足下注意、映画泥棒、映倫で本編へ。 |