面白かった。ロバート・マッコールのスカッとするような大活躍を堪能した。ただ、バイオレンス表現はかなりどぎつく、ホラー系のスプラッターなみで、かなり恐ろしい。凶器が突き刺さり、貫通し、血が吹き出す様子をハッキリ見せている。怖っ! もちろん主演のデンゼル・ワシントンは素晴らしい。かなりのトレーニングを積んだのだろう、年齢から考えても(69歳!)素晴らしい身のこなし。その道のプロっぽく見える。どぎつい表現なのに、後味が爽やかというか、印象が悪くないのはやはりこの人のキャラクターのおかげだろう。印象に残ったのは、カフェの給仕スタッフの女性、エイミナー(アミナー?)を演じたガイア・スコデッラーロ。役にピッタリのイメージ。美人だし。驚きはダコタ・ファニング。すっかり大人になって、もちろん美形なんだけれど、普通のオバサンになったなあと。デンゼル・ワシントンとは傑作アクション「マイ・ボディガード」(Man on Fire・2004・スイス/英/米/メキシコ)で共演している。さらに本作の設定では「2」で登場したCIAの元上司の娘なのではないかと思ったのだが、ファミリー・ネームが違っている…… あれ? 銃は、ベレッタ92、AK、メーカー不明ポンプ・ショットガン、S&W M64と思ったがimfdbではM10ヘビー・バレルのニッケルめっきとしている。そして少年が.22口径のライフル、ウージー、グロック、MP5、MP7らしいSMGもあったような。カルカノ・ライフル、FN SCAR、MC51らしいショーティ、P228らしいコンパクトのサプレッサー付き、など。 公開9日目の2回目、日比谷の劇場は15分前くらいに開場。観客層は中高年がメインで、男女比はほぼ半々くらい。やっぱりデンゼル・ワシントンは女性人気が高いらしい。最終的には120席の9割くらいが埋まった。うーむ、こんな小さいスクリーンかあ……。ちょっと悲しい。 シネマ・チャンネルのあと半暗になり、非常口も消え、予告。SPY×FAMILYのマナーから、忘れ物注意のあと暗くなり、映写機のマスクが左右に広がり、フル・サイズのシネスコで足元注意、迫力の映画泥棒、映倫と続き、SONYのロゴで本編へ。 |