2023年10月28日(土)「ドミノ」

HYPNOTIC・2023・米・1時間34分(IMDbでは1時間33分)

日本語字幕:手書き風書体下、松浦美奈/シネスコ・サイズ(by Panavision。IMDbでは2.39、Sony CineAlta Venice 6K)/ドルビーATMOS(公式サイトでは5.1chデジタル)
(米R指定)

公式サイト
https://gaga.ne.jp/domino_movie/
(情報少、全国の劇場リストはあり)

73点


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 面白かった。なかなか興味深い展開。ただ、何の先入観もなしに、ニュートラルな状態で見ることができれば。失敗があるとすれば広告のやり方だろう。

 以前にも書いたことがあるが、こういったミステリーで「あなたは絶対だまされる」とか「あなたは絶対見抜けない」とかいうキャッチ・コピーを使うのは逆効果で、反発を買って映画の実際の出来よりも酷い評価を下されることが多い。

 しかも3D-CGなどの見せ場を予告&CMでほぼすべて見せてしまっている。これもいかんなあ。もう見てしまっているから展開が予想でき、驚きもきわめて少なくなる。

 つまりやっちゃ行けないプロモーション、広告展開だったなあと。プロデューサーや監督スタッフ、出演者に謝れって感じ。そのため映画の面白さが半減してしまった。ボクはそうなりそうだと思ったので、できるだけ予告や広告で見たことは忘れて、真っ白な状態で見るようにした。それで、結構楽しめた。

 原題のHYPNOTICは英語でヒプノティック、名詞だと睡眠薬とか催眠術にかかりやすい人という意味らしい。

 銃は、モスバーグのポンプ・ショットガン500/590、ベレッタ92、グロック、シェリフが1911オート、水平二連のソードオフ・ショットガン、黒人ハッカーが持っていたのはSAAかと思ったら、imfdbによるとルガー・ブラックホークらしい。ラストの銃撃戦では、モスバーグの590ショックウェーブ、レミントンの870あたりかとおもったらウィンチェスターのオート・ショットガン、モデル1200、M4カービン、怪しい男デルレーンはS&Wの8連発2インチ・リボルバー、パフォーマンス・センターのカスタム、モデル327など。

 公開2日目の初回、日比谷の劇場は20分前くらいに開場。観客層は中高年がメインで、若い人は少し。女性も少なめで、たぶん1割強くらい。最終的には456席に4割ほどの入り。10席×2列のプレミアム席には13人くらいが座った。まあ、こんなもんかな。

 シネマ・チャンネルのあと半暗になり、CMから非常口案内でランプが消え、予告。SPY×FAMILYのマナーのあと、忘れ物注意で暗くなり、映写機のマスクが左右に広がって、TCXデモ、フル・サイズの迫力の映画泥棒、映倫で、WBロゴから始まる本編へ。


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