良くできた物語。タイトルから爆弾魔がメインの話だろうと思ったのだが、潜水艦がメインの話だった。感動の感涙話であり、やりきれない思いにさせられる。切ない。くしゅくしゅやっている女子もチラホラ。韓国映画らしい構成とも言えるのだろうが、ただ他の韓国映画作品に比べると、感情が伝わって来にくかったかなあと。ギャグもあまり笑えなかった。 究極の二者択一を迫られる物語でもある。とはいえ、あまりに二者択一を迫られると、違うのではないかという気もしてくる。他の選択肢もあるのではないか。両方を取ることもあっていいだろうし、両方を捨てるのもあっていいのではないか。それがなく、あくまでも二者択一を迫るというのはフェアじゃないというか、おかしいんじゃないか。そんな気にさせられた。そこからも感情が伝わってきにくかったのかも。 また、衣装が、途中で替わる。主人公は白い海軍の制服らしいものだったのが、途中、階級章とかのないプレーンな白い服になる。そして、いつのまにかしれっと制服に戻っている。一時的に行動を共にするコメディ・パート担当らしい記者も、途中、至近距離で爆弾が爆発し、顔がすすけて、鼻血も出ていたのに、次に出てくるときれいな顔。時間はそんなに経っていないはずなのに、おかしくない? 銃は、本編では何の説明もない諜報機関らしい黒服の男達(公式サイトによると軍事安保支援司令部という組織らしい)がグロックを使う。 公開9日目の初回、新宿の劇場は12〜13分前に開場。観客層は大学生くらいから中年層が多く、いつもと違う感じ。しかも女性の方が多い。最初22〜23人いて、男性は5〜6人。えっ、そういう映画? 最終的には男女比は4対6くらいで女性が多く、148席に7割くらいの入り。アニメ作品の上映が多い劇場なので、まあこんなものか。マスク装着率は半分くらい。 スクリーンはシネスコ・サイズで開いていて、7〜8分前から案内とCM、そして予告の上映。サッカーつながりのマナーから、CMで半暗になり、予告が続いて、ラストに映写機のマスクが左右に広がりフル・サイズになって、映画泥棒、映倫で暗くなり、本編へ。 入場者プレゼントで、はがき大のキャラクター・ステッカーをもらった。 |