2024年3月31日(日)「ゴーストバスターズ/フローズン・サマー」

GHOSTBUSTERS: FROZEN EMPIRE・2023・米/加・1時間55分

日本語字幕:丸ゴシック体下、アンゼたかし/シネスコ・サイズ(IMAX。IMDbでは2.39、Arri Alexa LF Mini)/ドルビーATMOS(IMDbではIMAX 6-Trackも)
(米PG13指定)(日本語吹替版、4D上映、ATMOS上映もあり。4/13より『HELLO MOVIE』方式によるバリアフリー音声ガイド、バリアフリー日本語字幕に対応)

公式サイト
https://www.ghostbusters.jp/
(全国の劇場リストもあり)

65点

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 やっぱり合わなかった。ボクは全くノレなかった。どこが面白いのだろう。予告で感じたとおりの本編。おバカばかりのナンセンス映画。魅力的なキャラは1人もいない。しかしIMDbでは高評価といえる6.5点の評価。ボクには見るべき点がどこにも見いだせなかった。ああ、眠かったぁ。

 笑えるコメディのはずが、ほとんど笑えなかった。笑っていたのはたった1人だけ。英語が母国語の人だろうか。とにかく脚本がひどい。古代と関連付けて、学のあるところを披露したいのか、格調を高くしたいのか、とにかく説得力のないあざとい設定、展開。リメイク版の女性4人組バスターズの話が酷かったのに、さらに続編が作られて、本作はその新残念シリーズの3作目と。なぜなんだろう。アメリカだと受けるのか。諸事情で他に見たい(見られる?)作品がなく、これにしたが、貯まったポイントにして良かった。お金を払っていたら後悔というか腹が立っていたかも。

 製作総指揮(エグゼクティヴ・プロデューサー)に、出演もしている1984年のオリジナル版からのダン・エイクロイドが名を連ねていて(リメイクすべて)、この出来で満足しているのだろうか。製作(プロデューサー)には脚本を手がけたジェイソン・ライトマンが入っていて、この人はオリジナル版の監督アイヴァン・ライトマンの息子だから、この作品が成立したのか。いろいろ勘ぐってしまう。もう作らないでほしい。これ以上オリジナル版の名をおとしめるのは止めて。

 初めての場所で勝手にものに触って壊したり落としたりするパターン、ギャグとしてときどき出てくるが、アメリカ人のイメージなのか、今でもアメリカ人は本当にやっているのか、笑うというよりむしろ腹が立つ。そしておバカなインド人が炎の球を放つ時のポーズ、あれってかめはめ波? やるならもっとわかりやすくやってほしい。それと武器を作るために、2Fから1Fに降りる真ちゅう製のポールを削ったはずが、あとで普通に使っているし。

 銃は、ニューヨーク市警(NYPD)が出てくるので、警官はグロックあたりを装備していると思われるが、抜かないので不明。

 公開3日目の初回、新宿の劇場は15〜16分前に開場。観客層はオリジナル版を見ている人たちなのか、中高年がメイン。女性は最初20人くらいいてオバサンが2人という感じ。若い人は3人くらいいたろうか。ただ、小学2〜3年生くらいの男の子が2人いたが、字幕で大丈夫だったのだろうか。最終的には200席に3.5割くらいの入り。8席のP席は6席が埋まった。

 10分前くらいからシネマ・チャンネル。終わって半暗になり、案内、CMと続いて非常口ランプが消え、予告へ。ラストにマナー、忘れ物注意、暗くなって映写機のマスクの左右が広がり、フル・サイズで足元注意、映画泥棒、映倫で、SONYのロゴとコロンビア・ピクチャーズ100周年のろごから始まる本編へ。最初のロバート・フロストの詩って、必要あった?


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