タイトルからしてヤバそうな感じ。ちゃんとした映画ならこういうパロディ的な邦題を付けるはずがない。ある種、パターン。警告も含めてのタイトルなのだろうか。IMDbではわずか3.3点という低評価。 ボク的には、ひと言で言えば、志の低い映画という印象。ただ残酷シーンを描きたかっただけ? 全裸シーンも必要だったかなあ。いつの間にか服、着ちゃってるし。脱がしたかっただけ? ヘンタイなの? しかも、これって、ほぼ「キャリー」(Carrie・1976・米)じゃない?レベルの低い。 画質や音響などはプロが作った映画の体裁をなしているものの、細かな設定、演出、演技、特殊効果などがどうにもシロート的に感じる。特に音楽は、ホラー的なものがほとんどすべてにベタでつけられていて、まったくメリハリがなく、うるさいだけでほとんど効果なし。音響方式だけは贅沢だけど。 いろいろ気になるところは多い。中でもスゴイのは、凶器となるガラスの靴は普通のハイヒールで、ピンヒールでもないのに、刺さるか? ましてそれで切り裂くなんて! 舞踏会のシーンでは、楽団がいないようだったのに、どこから曲が流れていたんだろう。悪魔なのか悪霊なのか、人間と同じように刃物の一撃で葬れるの? 霊だったらすでに死んでいるんじゃないの? そんなことばっかり。わずか88分が長く感じ、退屈だった。 実は、見る直前に知ったのだが、製作総指揮でクレジットされている3人とも、あのトンでも映画「プー あくまのくまさん」( Winnie-the-Pooh: Blood and Honey・2023・英/米)の製作総指揮をしていた人たち。脚本は、見ていないが同系の「メリーおばさんのひつじ」(Mary Had a Little Lamb・2023・英)を書いた人で、2023年に公開された作品だけで8本も手がけている。そんなに? 2024年もすでに7本。そして、なんでこの監督がと思ったら、プロデューサーも兼ねていた。なるほどね、と。こうなってくるとトンでも作品を作り続けたドイツのウーヴェ・ボル監督を思い浮かべてしまうが…… 公開3日目の初回、新宿の劇場は12〜13分前に開場。エスカレーターで上がるとすでに案内が流れていた。エレベーターで早く上がった人向け? 2〜3人しかいなかったけど。観客層は中高年メインで、若い人は1人か2人。男女比は、13人くらいになった時で女性3人という感じ。最終的には157席に40人くらいいたかというところ。早めに打ちきりか? 入場者プレゼントで、キャラクター・イラスト入りのミニ・キラキラステッカーをもらった。 |