うーん、何も感じなかった。楽しいも、つまらないも、ナシ。笑ったとか、腹が立ったとかもナシ。ハラハラドキドキもしないし、イライラもしなかった。無! こんなこと初めて。これが本当に全米NO.1映画? アメリカ人との感覚・感性の差なのか、それともボクがどうかしているのか、ちょっと早起きして寝不足だったせいか‥‥。眠かった。何回か気を失った。見所は、ほぼすべての世界観を作っている3D-CGのみという感じ。IMDbでは5.9点という評価。 人気ゲームの映画化で、作りとしては、ほぼ「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」(Jumanji: Welcome to the Jungle・2017・米/豪ほか)と一緒。あっちのほうがはるかに面白いけど。しかもジャック・ブラックも出てる。本人は本作、OKだったのだろうか。仕事とはいえ、ジャック・ブラックなら選べる気はするけど。「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」は製作総指揮にドウェイン・ジョンソンが入っていて、本作は製作にジェイソン・モモアが入っている。その辺の違いか。 ほぼ全編、良くあるパターンの映画。舞台設定が違うだけで、まるで着替えをしただけのような感じ。そして、やちゃいけないということをやってトラブルを起こす。これはパターンというよりアメリカ人の国民気質のようなものなのだろうか。石のロボットみたいなヤツは、「ラピュタ」の巨神兵へのオマージュというか、真似? それでもわかりにくいのは、この世界のルールがわからないため。ゲームに詳しい人は問題ないのかもしれない。ボクはそこからダメだった。20分で夜が来るんじゃなかったの? ジャック・ブラックが歌うミュージカル? かろうじて印象に残ったのは、姉役のエマ・マイヤーズ。特にマインクラフトの世界に行く前の前半がかわいかった。これまではTVで活躍してきたが、今後は映画で期待できそうだが、本作がこんな感じだと‥‥。 監督はジャレッド・ヘス。ジャック・ブラック主演の「ナチョ・リブレ 覆面の神様」(Nacho Libre・2006・米/独)の監督。それでジャック・ブラックは本作にも出たのだろうか。 公開3日目の初回、多くの劇場は日本語吹替がメインで、字幕版はオマケ的な感じ。しかも小さめのスクリーンが多い。やっぱりそういうことか。日比谷の劇場は24〜25分前に開場。観客層は、若い人から中高年まで幅広く、若い人が多め。ゲーム原作だからかな。年齢にかかわらず意外とカップルが多く、男女比は半々くらい。最終的には249席の3割くらいが埋まった。8席×2列のP席には3人ほど。初回とは言え、初めての日曜でこの入りは、出来からすると当然という気もするが、全米No.1の話題作としてどうなんだろ。 10分前くらいからシネマ・チャンネル。終わって半暗になりCM。すでに上映時間だが、まだまだ入ってくる人がいる。非常口案内から誘導灯が消え、予告。最後にマナー、忘れ物注意、レゴのCMが入って暗くなり、映写機の左右マスクのビスタで足元注意、枠付きの映画泥棒、映倫で、WBのウォーター・タワーから始まる本編へ。 入場者プレゼントで、ふりがな付きのレゴの立派なカタログをもらった。 |