2025年7月27日(日)「ファンタスティック4:ファースト・ステップ」

THE FANTASTIC FOUR: FIRST STEPS・2023・英/米/加/ニュージーランド・1時間55分

日本語字幕:丸ゴシック体下、松崎広幸/シネスコ・サイズ(IMAX、ドルビーVISION、Panavision。IMDbでは2.39、IMAXは1.90、Arri Alexa 65)/ドルビーATMOS(IMDbではIMAX 6-Trackも)
(英12A指定、米PG-13指定)(日本語吹替版、IMAX版、4D上映、ATMOS上映などもあり。IMAX版、4D上映などでは入場者プレゼントあり)


公式サイト
https://marvel.disney.co.jp/movie/fantastic4
(全国の上映劇場リストもあり)

71点

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 IMDbでは7.5点の高評価。ファンには楽しめる映画だったのだろうが、ボクには響かなかった。確かにSFXはスゴイが、他に見所が見当たらない。正直、眠くて退屈だった。何回か気を失いかけた。ただヴァネッサ・カービーは美しく、魅力的でひたすらステキだった。

 ボクが感じたのは、とにかく想像が過ぎるかなと。あまりに自由奔放で、科学的かどうか、筋が通っているかどうかなど関係ないよう。光に近い速度で遠い惑星まで1カ月とか行ってきたら、地球では何年とか過ぎているのではないのとか、サーフィンの格好で宇宙飛行ができるのなら宇宙船なんて必要なくない?とか、大ボスがワープとかで地球にやってくるのに、なぜ太陽系の遠くに現れてからじわじわと接近してくるのとか‥‥ まあ、そんなことを言い出したら、この原作自体、ファンタジー自体が存在できないことになってしまうのかもしれないが、もうちょっとリアリティがあってもいいかなと。

 レトロフューチャーな感じで、未来社会ではあるらしいが、1960年代くらいのアメリカの雰囲気がよく出ていた。ブラウン管TVに、オープリ・リール・タイプのレコーダー(ロボットのモチーフ)とか、パンナム・ビルとか、あったなあと。おそらくはこの物語(原作)が始まった当時の雰囲気ということなのだろう。この辺は予算も掛かるだろうし、映画ならではかもしれない。素晴らしい。意外とタバコは少なめ。吸わない人はほっとしただろう。

 公開3日目のATMOS上映の初回、新宿の劇場は20分前くらいに開場。観客層は若い人から中高年まで幅広かったものの、ほとんどは男性。女性は12、13人中に3人くらい。その後若い人が少し増えたものの、女性はあまり増えなかった。最終的には499席に4.5割くらいの入り。早朝にしては入ったのではないだろうか。最後列のDX席はわからなかったが、9席×2列のP席にはたぶん11人くらいが座った。

 シネマチャンネルの終わり頃に人が続々と入り始めて、終わって半暗になり、お知らせとCM。非常口案内から表示灯が消え、本予告。ラストにマナー、忘れ物注意で暗くなり、映写機のマスクが左右に広がってフルでTCXデモ。ドルビーATMOSの自然版デモから、足元注意、フルの映画泥棒、映倫と続いて、「エンドクレジットの後に映像があります」というようにメッセージが出て、マーベルのロゴから始まる本編へ。


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