なんとプレイステーションのゲームが原作だったのね。知らないで見たが、なかなか怖くて、ちゃんと謎解きのようなものもあり、すべては説明されていない気がするが、それなりに納得できる展開。ただの殺戮ショーではなかった。 さすがにゲーム原作ということでか、ルールがハッキリしていてわかりやすい。もちろん徐々にわかってくるわけだが。その辺もゲーム的で面白い。その雰囲気はコナミのゲームが原作の「サイレントヒル」(Silent Hill・2006・加/仏/日/米)と似ている気もした。もちろん怖さも予算も、あちらが上だと思うが。 おそらく予算のほとんどはリアルというかおぞましい惨殺シーンに費やされているようで、キャストで有名なのはピーター・ストーメアくらい。だから、後でまた出てくるんだろうなとはわかるが、その他はどうなるか先が読めなくて良かったと思う。ただ、汚染された水で魔物もやっつけられるものだろうか。そこは気になった。 これだけの展開なのに銃はなし。山の中の観光案内所(山荘?)なら、狩猟というより野生動物から身を守るためにショットガンくらいは置いていそうなものだけど。 監督は、日本でも話題になったホラー「ライト/オフ」(Lights Out・2016・米)のスウェーデン人監督、デヴッド・F・サンドバーグという人。「ライト/オフ」は予告で見てとても気になっていたのだが、見ることができなかった。「アナベル」とか「シャザム」はいずれも‥‥。ただ本作もIMDbでは5.7点の低評価。ボクは悪くなかったと思うのだが。 公開23日目の初回、日比谷の劇場は25分くらい前に着いたら、すでに開場済み。何か話題作が公開されたのか、女性が多く、入場口もドリンク&フード・カウンターも大行列。観客層は若い人から中年くらいがメイン。高は割と少なめ。23日も経っているから高齢者はみんな見てしまったか。最終的には93席(!)に14〜15人の入り。女性は5人ほど。まあ23日だから。こんな少ない座席数でもP席があって、6席1列は空いたままだった。 シネマ・チャンネルのあと半暗になり、CM、非常口案内があって予告。最後にマナー、忘れ物注意で暗くなって、足元注意から映画泥棒、映倫と続いて、ソニーのロゴから始まる本編へ。画面比率は映写機の左右マスクのさらに内側に左右マスクがついていたので、アメリカン・ビスタよりちょっと幅が狭めだろうか。 |