面白かった。ここまでしっかり海戦、潜水艦の戦いをじっくり描くとは! まさにアメリカとの戦争。しかも、どうやって撮ったのかわからないほど、リアルで迫真の戦い。素晴らしい。前作同様というか、それ以上か、なかり怖い。ハラハラドキドキ。 同時に政治も描かれているが、政治家はまっとうな人、真面目な人ばかりで、本当にこうなのかと疑いたくはなる。もしこうだったら、もっと世の中良くなっているに違いない。2時間くらいでまとめる映画としてはシンプルにするしかないのだろうが‥‥。 とにかくカッコ良いのは、前作からそうだったのだが、命令(号令?)の伝達。艦長から下へと順次、復唱されていくのがイイ。その返しもイイ。どのくらいリアルなのかはわからないが、とてもリアルに思えるし、映画的な演出としても、盛り上がる。 日本以外のキャストも含め、どのキャラクターもぴったりはまっていた気がする。上手いし、説得力があった。キャスティングの妙といおうか。主演の大沢たかおは、前作から引き続きプロデューサーも務めている。大ベテランという感じだが、CMではコミカルな役もやっていて、「無敵です」は笑わせてくれる。この演技の幅も凄い。 銃は、アメリカ軍の兵士が腰にベレッタM9を下げている。 ついでに、ソナーマンが装着していたヘッドホンは、HD 280 PROの文字があり、調べてみると、ゼンハイザーというドイツの老舗オーディオ・メーカーの製品。MK2の方かも。 公開9日目の初回、多くの劇場で早くも小さいスクリーンへ落とされていて、どうにか見つけた大きめのスクリーンでやっていた日比谷の劇場はお昼近くの開映。観客層は中高年で、それも高寄り。ハゲと白髪が目立つ。女性は、20人くらいいる内の5人くらい。最終的に、8席×2列のP席はほぼすべて埋まり、249席は8割くらいが埋まった。 シネマ・チャンネルのあと半暗になり、CM・予告。忘れ物注意で暗くなり、映写機の左右マスクで、足元注意、映画泥棒、映倫と続いて、左右マスクの少し内側にさらに左右マスクで、東宝のロゴから始まる本編へ。 まあ、それにしても、こういう映画はできるだけ大きなスクリーンで見たい。音もサラウンドでよく回っていたし。1週間で小スクリーンに落ちるとは。強力なアニメ作品があるからか……。 |