2025年10月19日(日)「死霊館 最後の儀式」

THE CONJURING: LAST RITES・2025・米/英/加・2時間15分

日本語字幕:手書き風書体下、松崎広幸/シネスコ・サイズ(by Panavision、IMAX。IMDbでは2.39、IMAX=1.90、Arri Alexa 35)/ドルビー(IMDbではドルビーATMOS、dts:X、IMAX 6-Track、12-Trackデジタル・サウンドも)
(米R指定、日PG12指定)(IMAX版、ATMOS上映、4D上映などもあり)

公式サイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/shiryoukan-gishiki/
(全国の上映劇場リストもあり)

71点

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 なかなか怖い。音で脅かすというよりは、ビジュアルが怖い。ただ、実話とはいえ展開がどうにも納得できないところが。特に冒頭、妊娠していて、お腹の大きい臨月状態で、悪魔がいるかもしれない部屋に入る? 夫は止めてるのに大丈夫だと思うとか言って、結局夫に助けを求めるなんて。病院では、生まれたばかりの赤ちゃんが大変なことになって、かろうじて息を吹き返したところで、看護師の1人が「名前は?」。こんなタイミングで聞く? どうしてもそこからカワイイ少女に育ったところまで一気に飛ばしたかったからかもしれないが、あまりに不自然すぎない? 中盤、昔のホーム・ビデオを確認するのに、わざわざ夜中に、周りの明かりを消して、1人でこっそり見る? これは何か出るでしょ。車が夜中に庭に突っ込んで来ても住人は飛び出してこないし、鏡張りの試着室とか、過去の霊が今の住人を怖がらせる意味もわからないし‥‥と、だいたい全体にこんな感じ。

 監督は「ラ・ヨローナ-泣く女-」(The Curse of La Llorona・2019・米)のマイケル・チャベスだからなあ。脚本も、クレジットされている3人共が、酷いホラーを書いているし‥‥。なぜこの組み合わせで作品が成立するのだろう。プロデューサーの狙いというか意図は?

 ただ美人俳優さんがたくさん出ていて、それは良かったかも。心霊研究家の妻のヴェラ・ファーミガはさすがに歳を取ったなという感じだが、娘を演じたミア・トムリンソンとか、被害者家族の娘を演じたボー・ガズドン、カイラ・ロード・キャシディとか、今後も映画で活躍するかも。

 公開3日目の初回、新宿の劇場は11〜12分前くらいに開場。観客層は、若い人から中高年まで割と幅広かったものの、メインは中高年。男女比は12〜13人中、女性が4人というところ。その後。女性は少し増えた感じはするが、最終的な入りは232席に30人ほど。こんなものかなという気もするが、ちょっと寂しい気もする。

 入場するとスクリーンはシネスコ・フルで開いていて、すでに案内と予告が始まっていた。途中で前方が暗くなり、CMから映画泥棒、映倫と続いて本?予告。ラストに劇場からのお願いで映写機のマスクが左右に広がり、シネスコ・フルになって、マナーのあと、ニュー・ライン・シネマのロゴから始まる本編へ。


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