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怖かった。が、これは悪魔の怖さなので、日本人的には響かない部分もある。むしろ誘拐、監禁の方が恐ろしい。そしてちょっと腹が立つ。なんでもクラウド・ファンディングで実現にこぎ着けた作品らしく、エンド・ロールで出資したらしい個人の名前が延々と続く。 最初、予告から、良くあるドキュメンタリー風のモキュメンタリーかと思ったら違った。「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(The Blair Witch Project・1999・米)的な、羊頭狗肉というか、六尺のオオイタチというか‥‥ なにしろ冒頭は、粗い画質(2008年のDVならこんな酷くないだろうに)のスタンダードくらいの比率の画面で始まって、とそっくりのイメージ。ロゴというか、シンボル・マークがあるのまで一緒。そこに高画質のプロのインタビュー映像が入ってきて、証言映像だけで語られていくというのは、正直しんどいなあと。イライラし始めたところにタイトルが出て、シネスコになり、普通のホラー映画になったのでひと安心。正統派で怖がらせてくれ! 怖かったが、音で脅すシーンは多く、ホラーならではの納得の行かない行動も多い。 【ただいま執筆中。少々お待ちください】 |