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とにかく映像が美しい。そして素晴らしい世界観。まるでどこかに存在するかのよう。しかも美しく、あり得ないような、夢のような世界。物語も強烈で、観客の感情にガンガン迫ってくる。素晴らしい! 架空の世界が、1からというか0から? 地面に生えた草の1つから、完璧に作り上げられている。 キャラクターも見事な造形。微細なモーション・キャプチャーで感情がよく伝わってくる。あえて言えば、目線だけが少し不自然なところはあった気がする。ここはキャプチャーできないだろう。一時たりとも無駄なシーンはない感じだが、それでも3時間17分は長い。途中ケツが痛くなって、何度も位置を変えた。 ただ、印象としては第2作目の「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」(Avatar: The Way of Water・2022・米)とほぼ一緒。なのでインパクトとしては前作より小さいかなと。前半にドラマ・パートがあって、後半は怒濤のような展開の戦争映画。構成的にはほぼ西部劇。感動はちょっと薄いかなあ‥‥。先住民と開拓者の物語。出てくる民族は、アメリカ先住民よりも南米とか東南アジアのジャングルの奥地に住む原住民に近いかもしれない。となると.38口径弾の威力不足で.45口径に戻したという米比戦争(1899-1902)あたりが近いかも。 今回やはり素晴らしかったのは、パターンではあるけれど、いわゆるヒールのヴァラン(悪役は英語でヴィランじゃなかった?)アッシュ族のリーダー。ちょっと不気味な顔なのに、なんともセクシーで魅力的。性器のような住居から出てくる。悪い方のファム・ファタールという感じも。演じたのはウーナ・チャップリン。おじいちゃんがチャールズ・チャップリンなんだとか。これまではTVが多かったようだが、今後注目ではないだろうか。 銃は前作同様、スカイピープル=人類側がM4系のカービン(劇中でARと言っていたような)、ヘリ風の航空機には三角銃身のヘビー・マシンガン風のやつ。捕鯨船には逆Yの字の三銃身風マシンガン。カートリッジもちゃんと飛んでいる。軍の船舶には電子ドラムのような3つのパネルがついたグレネード・ランチャーのようなものが。 し、トリガー・フィンガーは、撃たない時はちゃんと伸ばしてトリガー・ガードの外に置かれていて、ちゃんとトレーニングを受けた軍人やプロであることがわかる。さすがジェームズ・キャメロン。 単位はインチやヤードではなく、メートルと言っていた。SFだからというわけではなく、現在でもアメリカ軍ではそうなっているらしい。 ただ、やっぱりキャノピーがガラスのように描かれているのは気になった。ポリカーボネート系の樹脂なら、こんなふうには割れないのでは? 映画的な演出ということなのだろうか。 今回は、捕鯨船には日本語(漢字)は書かれていなかったように思う。今回イメージしたのは、捕鯨団のリーダーの男は「」のエイハブ船長のようだということ。ないのは片足ではなく片腕になっていたけれど。くわえられて海中へ引きずり込まれる。 公開初日の字幕ノーマル版上映3回目、日比谷の劇場は15分くらい前に着いたらすでに開場済み。平日にも関わらず観客層は若い人から中高年まで幅広く、どういう人たちなんだろうと。メインは中年層。男女比はたぶん半々くらいだったと思う。最終的には436席に4割くらいの入り。10席×4列のP席は7割くらい埋まった。その前の10席のDX席には少なくとも3人は座っていた。すごいなあ。 10分前からシネマ・チャンネル。終わって半暗になり、CM、非常口案内。そして本予告があって、ズートピアのマナー、忘れ物注意と続いて、エルメスのきれいな広告。そして暗くなって映写機のマスクが左右に広がり、シネスコ・フルでTCXデモ、足元注意、ズートピアの映画泥棒と続いて、20世紀FOXロゴ、ライト・ストームのロゴから始まる本編へ。 アバターは全5部作となるそうで、公開されれば必ず見ると思いますが、おいしくても同じ味ばっかりだと飽きるというか‥‥ファンの方すみません。 |