2026年1月11日(日)「YADANG/ヤダン」

YADANG:THE SNITCH・2025・韓・2時間03分(IMDbでは2時間02分)

日本語字幕:丸ゴシック体下、福留友子/シネスコ・サイズ(IMAX。公式サイトではスコープ)/ドルビーATMOS(公式サイトでは5.1ch)
(韓19指定、日R15+指定)

公式サイト
https://yadang.jp
(全国の上映劇場リストもあり)

74点

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 とにかく暴力が過激。殴る、蹴る、刺す。しかもめった刺し。燃やす、車をぶつける。怒ったらすぐ手を出す。暴力まみれのヤクザと不正がはびこる法曹界や政治の世界。親の威を借る放蕩息子‥‥ それらをつなげるのが麻薬。恐っ! 不快なことこの上ない。ただ、それらをイケメンが演じていると。主人公はもちろん、売人だったか、ヤク中となった主人公を助ける男もかなりのイケメン。だから観客に女性が多かったのだろうか。ただ、女性向きとはとても思えない。エロも半端なく、ボカシの入った乱交まで‥‥

 とにかく長い。主人公が調子に乗ってやりたい放題やって、一旦転落するも復活して、そこから復讐を遂げる物語。前半は、アフレコのような微妙な違和感もあり並みの韓国映画という感じだったのが、後半はかなり良くなって引き締まり、一気に見せる。感情の流れというか、伝わり方も良くなった感じ。

 ただ、現在の話のはずなのに、タバコ吸いすぎ。くわえタバコとか、ハードボイルドな雰囲気の演出に使ったのだろうが、韓国は今でもこんなにタバコを吸うのだろうか。ライターが重要な役割を果たすので、そのためとも考えられるが‥‥

 ヤダンというのは、犯罪者と警察の間に入って、減刑と捜査協力の仲介をする者のことを指すらしい。アメリカの映画ではよくそういった司法取引が出てくるが、それを職業とする者が、韓国にはいるのだろうか。それとも創作上の架空の設定なのか。最初に、文字で「この映画はフィクションです」と出る。とはいえ、本当にありそうな話で、怖い。

 銃は、麻薬担当刑事の“皇帝”がチーフらしいスナブノーズ・リボルバーを使う。

 画質もとてもいいが、音も雨のシーンなどで良く回っていてサラウンド感も良かった。レベルが高い。

 公開3日目の初回、新宿の劇場は10分ほど前に開場。観客層は若い人から中高年まで、意外と幅広い感じ。概して女性の方が若い。男女比は最初4対6くらいで女性が多かったが、さらに女性が増えて、3.5対6.5くらいになった気がする。最終的には251席の3割くらいが埋まった。もっと広告とかやっていれば、もう少し入ったかも。

 エスカレーターで上がると、スクリーンはシネスコ・フルで空いていて、6〜7分前から案内と予告。非常口案内で半暗になり、CMと本予告。ラストにマナーで映写機のマスクが左右に広がり、フルのシネスコになって映画泥棒、映倫と続いて暗くなり、ショーゲートのロゴから始まる本編へ。


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