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前半は怖い感じで、後半は気持ち悪い感じ。男の視点で見る亡くなった両親のシーンはかなり怖かった。久々に心臓がドキンとした。予告からは宇宙人系とか未知のウィルス系のホラーかと思っていたのだが、そうではなく、言ってみればカルト系のホラーだった。テーマとしては、愛、究極の愛、というようなことになるのだろう。ちょっとA24風の匂いがしたが‥‥ 豪米合作というような形になっているものの、基本的にはオーストラリア映画ということで、銃は出てこない。その分、性表現と刃物系暴力表現が過激になっていて、年齢制限が付く。そんなこともあってか、スッキリした終わり方ではなく、その辺をどう評価するか。いくつかの謎も残ったまま。ハリウッド系の作り方なら、銃をぶっ放して悪を叩き潰して終わるところ。 ただ、メインとなる男性のキャラがどうにも‥‥。何かハッキリしない感じで、それほど積極的でもなくうじうじとロック・スターを夢見る中年うらなり風で、彼女に食わせてもらっているようなのに、言うことは偉そうで‥‥ もっとしっかりしろ!と言いたくなるようなキャラ。応援したくなるタイプじゃない。演じているデイヴ・フランコが上手いので、とてもリアルにそれが伝わってくる。 逆に女性はしっかりした感じで、男のために自分の夢も諦めるようなタイプ。演じたのはアリソン・ブリーという人で、結構ハードなシーンも体当たり的に‥‥ 実際にデイヴ・フランコと夫婦なのだそうで、それを知るとリアルなラブ・シーンにはちょっと引いてしまうかも。そして、2人は製作も務めている。 監督・脚本のマイケル・シャンクスという人は、オーストラリア出身で、本作が劇場長編映画の監督デビュー作になるのだそう。今後も期待できそうだが、どうも次作はA24で製作されるそうで、悪い面が際立つようなことにならなければ良いけど‥‥。 タイトルの文字、アルファベットがくっついているのは映画の内容とも合っていて、良いなあと。デザインしたのはジェレミー・サウンダースという人。ジェーン・カンピオンとかタイカ・ワイティティ、スティーヴン・ソダーバーグ、ロン・ハワードらの作品のタイトル・デザインやキー・アートを手がけているそう。 公開2日目の初回、池袋の劇場は30分前にオープンし、25分前くらいには開場。観客層は、男性はほぼ中高年の高寄りで、女性は中年がメイン。若い人も男性はポツポツといたが、女性は高齢者同様わずか。男女比は女性が1/3くらい。最終的には119席に3割ほどの入り。うーん、小さいスクリーンでの上映が多く、この入りはちょっと厳しいかな。 10分ほど前からシネマ・チャンネル。終わって半暗になりCM。非常口案内のあとランプが消え、ちびゴジラの本予告。ラストにマナー、忘れ物注意で暗くなり、足元注意、枠付きの映画泥棒、映倫と続いて、映写機の左右マスクのまま木下グループのロゴから始まる本編へ。 |