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これは真剣に作った悪ふざけ映画? 気分が悪くなった。気持ち悪いというより不快。A24的映画という印象。ひと言で言えば人を不快にする映画。ちっとも楽しくない。韓国映画「地球を守れ!」(Save the Green Planet!・2003・韓)のリメイクだそうで、オリジナルはどうだったのだろう。コメディらしいのだけど‥‥。かなり気になる。 そもそも、タイトルは何? AIの要約によると『「牛の誕生」を意味する古代ギリシャ語に由来し、腐敗した雄牛の死骸からミツバチが自然発生するという伝説や儀式』のことだそうで、ここからすでにインテリ臭がプンプンする。鼻持ちならないというか‥‥ コメディ感は微塵もなし。教養も無く頭の悪いボクのような観客にはこの映画の良さは理解できないようだ。 もちろん主演のエマ・ストーンは、実際に坊主刈りにしての熱演で素晴らしい。しかもプロデューサーの1人でもある。でも、それより良かったのは、宇宙人侵略説を盲信しているらしい哀れな男テディを演じたジェシー・プレモンス。悲惨であったらしい複雑な過去を持つ男を見事に演じいる。「シビル・ウォー アメリカ最後の日」(Civil War・2024・米/英ほか)に出ていた人で、「どっちのアメリカ人だ?」とか言って無造作に人を撃ち殺していた男を実に恐ろしく演じていた人。一方で「ジャングル・クルーズ」(Jungle Cruise・2021・米ほか)のようなコメディにも出ていて、さすが芸達者という感じ。奥さんは俳優のキルステン・ダンストなんだとか。これまたビックリ。 意外なところでは、アリシア・シルヴァーストーンが、テディの入院している母親役で出ている。たぶんオヤジ世代には美少女アリシアちゃん的なイメージが強いと思う。その彼女が母親役で、しかもかなり年老いた感じで‥‥。実際には今年50歳? いろいろビックリ。 残酷表現もなかなか。ショットガンで頭を撃ったり、爆発で生首が吹っ飛んだり。リアルなので恐ろしい。 使われている曲はどれもほとんど同じような印象で、かなり大げさな感じ。しかも暴力的にデカく使っているので、これがまた不快。うるさい! プロデューサーに、数々の名作を手がけた韓国CJグループの副会長の名や、監督の名、エマ・ストーンの名もあり、A24の「エディントンへようこそ」(Eddington・2025・米/英ほか)のアリ・アスター監督も名を連ねる。そういえば本作も「エディントンへようこそ」に似ているかも。不快さなどそっくり。 銃は、イサカのモデル37らしいポンプ・ショットガン。 エンド・クレジットは、文字列の内の1つのアルファベットだけ「ブゴニア」書体になっているという凝ったもの。それをセンターで揃えて1枚ずつで見せている。ロールは無し。エンド・タイトルも担当しているのかわからないが、タイトル・デザインはヴァシリス・マーマタキス?という人。同じヨルゴス・ランティネス監督とエマ・ストーンの前作「哀れなるものたち」(Poor Things・2023・アイルランドほか)のタイトル・デザインも手がけているらしい。 公開2日目の初回、日比谷の劇場は27〜28分前に開場。観客層は中高年の高寄り。男性の方が多く、女性は1/3くらい。最初は15人ほどだったが、徐々に人が増えていき、最終的には436席に8〜8.5割くらいの入り。10席×4列のP席はほぼ満席となった。さすがプレミアム・シアター。もう1つ上のデラックス・シート(10席×1列)は上からよく見えないが少なくとも3人は座った。アート系が好きな人向きだと思うが、今後どうか。 10分くらい前からシネマ・チャンネル。終わって半暗になりCM。その後非常口案内でランプが消え、ちびゴジラの本予告。終わってマナー、忘れ物注意で暗くなって、足元注意。四角の枠付き映画泥棒、映倫と続いて、GAGA 40周年のロゴから始まる本編へ。 |